行政

「8K技術の応用による医療のインテリジェント化に関する検討会 報告書」を公表

【2016年08月05日】

 内閣官房健康・医療戦略室及び総務省は「8K技術の応用による医療のインテリジェント化に関する検討会」(座長・永井良三自治医科大学学長)を平成28年4月から開催してきた。このほど、同検討会において報告書が取りまとめられましたので公表した。具体的には、内閣官房健康・医療戦略室及び総務省は、医療分野のインテリジェント化によるイノベーションの実現に向けて、8K技術の医療応用や、これにより得られた高精細映像データの利活用の可能性及び実現に向けた課題の検討を行うため、「8K技術の応用による医療のインテリジェント化に関する検討会を開いてきたもの。
 報告書では、まず8K技術について触れて▽超高精細のほか、広視野、立体感・実物感、広色域、高フレームレート、高ダイナミックレンジなどの特色▽2020年頃の4K・8K技術の医療分野における国内市場規模3400億円、世界市場規模2・7兆円(推計)とし、「革新的に医療を変える可能性がある8K技術を、国が総合的に支援する仕組みを整備し研究開発を後押しすることで、国内外での普及や国際競争力を確保」と記した。
 また、8K技術の応用事例ではライフサイエンス、内視鏡(硬性鏡)、病理診断などを挙げてそこでの開発・普及に向けた課題は
①高精細さと明るさを両立させる技術の開発
②カメラやモニターの小型化・軽量化
③診断に耐えうる圧縮・伝送・復元の技術的要件の確立―を挙げた。
 さらに、高精細映像データの利活用事例ではライフサイエンス、内視鏡(硬性鏡)、病理診断などを収集・蓄積し、医学教育や診断支援などを行うとし、ここでの開発・普及に向けた課題は
①大容量データを伝送可能なネットワークの整備・活用
②大容量ストレージ、機械学習に適したデータ品質の確保
③コスト負担のあり方を含めた利活用フレームワークの構築―を掲げた。
 8Kなどの超高精細な映像技術は、これまで、放送分野におけるより高画質・高機能なサービスの提供等に向けて検討が進められてきたが、その他にも様々な産業分野、特に医療分野において新たな機器・サービス及びビジネスの創出等が期待されている。
 また、8Kなど医療以外の分野で開発・実用化された革新的な技術の応用による医療の機械化・知能化などの医療分野のインテリジェント化については、誰もが健やかに、老後も安心して暮らしていく環境の実現に向けて重要な検討課題となっている。
 このため、医療分野のインテリジェント化によるイノベーションの実現に向けて、8K技術の医療応用や、これにより得られた高精細映像データの利活用の可能性及び実現に向けた課題の検討を行うため、検討会が開かれてきたもの。

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