行政

成田空港など4ヵ所で実証実験 国交省

【2016年08月24日】

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 国土交通省はこのほど、東京都千代田区大手町のKDDIビル・TKP大手町カンファレンスセンターで、平成28年度「第1回高精度測位社会プロジェクト検討会」を開催し、高精度測位社会プロジェクト及び屋内外シームレス測位サービス実証実験グループの取組み等を議題に意見交換し、今後、空港やスタジアムにおける高精度な測位技術の活用実証や更なる活用推進を検討することになった。
 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるまでには、屋内外の測位環境・技術の進展、携帯情報端末の普及・高度化等により、「高精度測位社会」の実現が見込まれている。国土交通省では、こうした未来の社会像を見据えつつ、世界に先駆けて屋内外の測位技術等を活用した様々なサービスを生み出し、国内外に広くアピールするための検討を行っている。
 本年2月4日から3月6日には、東京駅周辺において屋内の電子地図や測位環境を整備し、屋内外シームレスなナビゲーションサービスの利便性を体感してもらうための実証実験を行った。
 平成28年度の第1回検討会では、冒頭、国土交通省の大内秀彦大臣官房審議官が、「本年度は東京駅周辺に加え、成田空港、新宿駅周辺、日産スタジアム(横浜)の4ヵ所において、高精度測位の環境整備、これらを拡張したサービスについても実証実験を行う。また、民間サービス創出を視野に入れつつ、継続的に屋内地図を整備・更新して、流通体制についても検討を進める」などと述べ、各委員の協力・理解を求めた。
 続いて、座長に柴崎亮介東京大学空間情報科学研究センター教授を選任し、議事に入った。議事では、事務局から高精度測位社会プロジェクト及び連携施策における取組み、屋内外シームレス測位サービス実証実験グループの取組み、屋内地図の整備・流通に関する推進体制のあり方の検討などを説明。高精度測位社会プロジェクト検討会では、主に空間情報インフラの整備・活用及び空間情報インフラを継続的に維持・更新する体制(モデル)の検討等を進めるとした。
 また、屋内外シームレス測位サービス実証実験グループは、高精度測位社会プロジェクト検討会の一環として成田空港、東京駅周辺、新宿駅周辺及び日産スタジアムにおいて実施する空間情報インフラの整備・活用実証実験について、相互に協調、協力して円滑かつ効果的に実施するとしている。
 同グループの構成団体は、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム、京成電鉄、京成バス、ジェイアール東日本コンサルタンツ、東海旅客鉄道、東京空港交通、東京地下鉄、成田国際空港、日本電信電話、東日本旅客鉄道、三菱地所、東京都、新宿ターミナル協議会、千代田区、成田市、横浜市、公益財団法人横浜市体育協会、国土交通省国土地理院。
 同実証実験のアドバイザーとして、高精度測位社会プロジェクト検討会の有識者及び、河口信夫名古屋大学未来社会創造機構教授、神武直彦慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科准教授、西尾信彦立命館大学情報理工学部情報システム学科教授の3氏を依頼。平成 年3月を目29途に実証実験の実施結果を取りまとめる予定である。

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