行政

親子で学ぶ「航空無線教室」 北海道総通局

【2016年10月26日】

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  ▲ 松田航空海上課長による開会挨拶

 総務省北海道総合通信局(中道正仁局長)は、平成28年10月11日、小学校高学年とその保護者を対象とした「親子で学ぶ 航空無線教室」を航空自衛隊千歳基地にて開催した。同基地は、航空自衛隊の航空機と、基地に隣接する新千歳空港発着の民間航空機を一元的に管制しており、防空と航空交通の双方の要として非常に重要な業務を担っている。
 今回のイベントは航空機の安心・安全な航行を支える航空無線への関心・理解の向上を目的としたもので、当日は抽選で選ばれた親子15組31名が参加した。今回で3回目の開催であり、過去2回(札幌丘珠空港、函館空港)を含めいずれも北海道での開催となっている。
 松田航空海上課長からは、なぜ航空機は安心・安全に航行できているのか、無線がどのように利用されているのか、という観点で是非注意深く見学し、多くを学んでいってほしい、といったあいさつがあり、参加者は気を引き締めながら耳を傾けていた。
 その後参加者は、千歳空港のこれまでの歴史等を学び、救難ヘリや戦闘機を見学したのち、通常立ち入ることのできない管制塔施設へ移動した。塔上部に位置する管制室において、管制官とパイロットが無線を使って実際に音声通信する様子を見学したほか、レーダー管制室においては、電波の物理的な反射を利用して目標物の存在のみを探知する1次レーダーと、航空機側に搭載された無線応答機を利用して機体の便名や高度まで把握する2次レーダーとの違いについて、実際のモニター画面を見ながら説明を受けるなどした。無線教室の名のとおり、参加者にとっては見学のみにとどまらない、まさに“学ぶ場”となったようだ。
 また、参加した小学生からは、「周りが何も見えなくても機体の位置がわかるってすごい」といった感想や、「将来管制官になるためにはどういう無線の勉強をすればいいの?」といった質問が出るなど、無線の重要性に対する理解度向上の一端が垣間見られた。
 北海道総合通信局は、これまでの航空無線教室を通じて、国土交通省、航空自衛隊、電子情報通信学会北海道支部、民間航空会社等と協力し、航空無線の周知活動を展開しているところであるが、今後も関係機関とのさらなる連携強化を計りながら、航空無線に限らず、無線全般に対する国民の関心・理解の向上に向けて取り組んでいくこととしている。

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