行政

「ICT地域活性化大賞2016」表彰事例を発表 総務省

【2017年03月01日】


 総務省は、「ICT地域活性化大賞2016」表彰事例の募集を平成28年11月16日から12月15日まで行い、全体で104件の応募があった。これらについて有識者による審査会を実施し、表彰事例が決定した。
 総務省では、地方が抱える様々な課題(人口減少、少子高齢化、地域経済の衰退、医師不足、災害対応等)を解決するため、それぞれの地域において自律的な創意・工夫に基づくICT(情報通信技術)を活用した様々な優れた取り組みを広く募集し、表彰を行うこととしている。 
 今回の大賞/総務大臣賞は「ICTによる衣服生産のプラットフォーム」(シタテル株式会社)。これは、「衣」のサプライチェーン―インフラ構築/熊本を中心とした全国の中小零細縫製工場ICT化によるプロジェクトで、施策の概要説明は『衣服の生産を必要とする不特定多数の個人・アパレル事業者・メーカー等からの依頼を受け、熊本を中心とした全国の縫製工場に発注する際に、工場の生産キャパシティ(閑散期/繁忙期/生産対応アイテム対応生地及び資材、最大及び最小ロット/数/納期等)やリアルタイムな稼働状況を加味し、依頼主(ブランド、小売店)のリクエストする品質・価格・納期にマッチする最適な工場を選定し采配する。現在、工場のIoTシステム開発・導入を進め、稼働状況把握の精度を上げている』とし、衣服生産の最適化で『ICT有効活用により衣服の流通が「最適化」されユーザー事業者のニーズでもあり縫製工場の課題でもある「短納期・高品質・小ロット」の衣服の生産を実現し、現在人々の衣服生産のインフラとしてのバリューを発揮している』。地方(中小零細事業者)の雇用の価値向上と自由な衣服の生産インフラ構築を同時に実現。縫製工場の余剰リソースを活用と、服づくりに困っていた人のオーダーが「循環」し経済効果を生み出した―ものだ。
 優秀賞は「ICTで創る新しい農業・教育のかたち」(新潟市/株式会社NTTドコモ)、佐渡地域医療連携ネットワーク「さどひまわりネット」(特定非営利活動法人佐渡地域医療連携推進協議会)、「しずみちinfo・通行規制データのリアルタイム・オープン化」(静岡県静岡市)。
 奨励賞は「学校・家庭・地域を結ぶクラウドを活用した効果的なICT活用教育の実現」(福島県新地町)、「C2C地域体験と自治体連携を通じた着地型観光商品の開発」(株式会社ガイアックス)、「スマート農業と除排雪への横断的活用による地方創生」(北海道岩見沢市)、都市の将来像可視化ツール「MyCityForecast」の開発と全国展開(東京大学生産技術研究所関本研究室)、「21世紀型スキルを育むICT教育でみんなが住みたくなるまち」(茨城県つくば市教育委員会)、「福岡市地域包括ケア情報プラットフォーム」(福岡県福岡市)、「ママスクエア葛城店 ~テレワークを活用した母親雇用創出事業~」(奈良県葛城市)、「名勝仁和寺の文化財保護保全を目的とする無線LAN整備事業」(TimeAge株式会社)。
 なお、表彰式は、3月7日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されるシンポジウム「地域ICTサミット2016」で実施する。

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