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「NHKスーパーハイビジョン」試験放送開始

【2016年08月05日】

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 NHKは、8月1日に「NHKスーパーハイビジョン」試験放送開始記念式典をNHK放送センター(東京都渋谷区)で開催した。
 まず最初に、籾井勝人NHK会長が登壇し、「8K/スーパーハイビジョンは1995年にNHK放送技術研究所で研究開発を開始しました。現在、8K放送を受信できる機器がないため、NHKでは全国54ヵ所の放送局にモニターを設置するとともに、東京・大阪の計6ヵ所でパブリックビューイングも実施します。この機会にできるだけ多くの皆さんに、8Kならではの臨場感あふれる映像と音声を実感していただきたいと思います。4年後の東京オリンピックでは、8Kをはじめとする最新技術を活かして最高水準の放送サービスを実現し、4K/8Kの普及に弾みをつけたいと思っております。8Kは、その高精細などを活かして、放送以外にも医療や教育、美術館や博物館、デジタルサイネージなど、様々な分野での活用が期待されています。"放送史の新たな一ページが始まります"引き続き4K/8Kの普及に向けて、ご支援、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」と挨拶した。
 次に来賓挨拶として、総務大臣政務官の輿水恵一氏が登壇し、「本日、BS放送による初の4K/8K放送が開始されますことを大変喜ばしく思っております。NHKをはじめ、関係する皆様方のこれまでのご尽力に深い感謝と心からの敬意を表するものであります。特に8k放送については、試験放送とはいえ世界初の試みであり、日本の技術の高さを海外にPRする絶好の機会です。また、4K/8Kは、放送番組の高度化、映像関連市場の活性化、関連応用分野の国際競争力の向上につながり、我が国の経済成長に大きく寄与するものと考えております。また、総務省といたしましても、4K/8K推進ロードマップに基づき、2018年に実用放送が開始できるよう、必要な制度整備を終えております。2017年初頭には、実用放送を行なう事業者を決定できるよう、必要な手続きを進めてまいります。NHKにおかれましては、公共放送として4K/8Kの普及に向けて先導的な役割を果たしていただくとともに、他の放送事業者や受信機メーカーと連携しつつ、視聴方法に関する情報提供など視聴者利益の保護についても取り組んでいただくことを期待しております。本日はほんとうにおめでとうございます」と語った。
 さらに、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A―PAB)理事長の福田俊男氏が「A―PABは今年4月に発足しましたが、現在、放送事業者、通信事業者、ケーブル事業者、機器メーカーなど290社・団体で構成されています。4K/8Kの推進の中核的な作業を担う存在だと思っております。残念ながらもうすぐ始まる8K試験放送を、一般の方がご覧になることはできません。そういう観点から、この試験放送は2年後の実放送開始に向けて重要な意味を持っていると思います。送出側が充分に準備をして、万全な体制を示す必要があると考えております。2018年の実用放送、その後の安定的な運用に向けて、充分な努力をしなければなりません。我々は新しいサービスや放送の高度化を進めていきますが、それにはNHKさんのご協力が不可欠です。試験放送は新しいサービスの第1歩です。NHKさんには今後も4K/8Kの普及促進の先導的な役割をお願いします」と述べた。
 1分前からカウントダウンが始まり、籾井会長、葵わかなさん、輿水政務官、福田理事長が10時ちょうどに試験放送開始ボタンを押下、試験放送がスタートした。放送センターロビーに設置された240インチ8Kモニターで8K/スーパーハイビジョンの特徴である高精細、HDR、広色域、22・2chの音響などについての解説の他、番組の一部が流された。

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