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4KHDR放送10月放送開始 スカパーJSAT

【2016年08月08日】

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   △KHDRの映像(右)と従来の4K映像との比較

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    △高田真治社長       △古屋金哉氏

 スカパーJSATは7月29日、スカパー東京メディアセンター(東京都江東区新砂)で報道向けの記者会見「スカパー!4Kメディアセッション」を開き、10月4日(火)より、4K専門チャンネル「スカパー!4K体験」の一部時間帯で、世界初の4KHDR(High Dynamic Range)放送を開始すると発表した。
 4KHDR放送は、映像の明暗の表現において従来より広いダイナミックレンジを持ち、さらに自然な描写が可能となる。今回の4KHDR放送にあたってスカパーJSATでは、ハイブリッド・ログ・ガンマ(HLG)方式を採用した。HLG方式は、日本放送協会(NHK)と英国放送協会(BBC)がHDR技術の中で最も放送に適した方式として開発し、今年7月に国際標準化している。
 会見に出席したスカパーJSATの高田真治社長は「地上アナログ放送が停波した2011年にテレビをご購入された方々の買い替えタイミングが2020年にくるとみられている。現在、テレビの売れ行きは45インチ以上では、6割以上が4Kテレビになっている。その流れを受け、4Kテレビの普及は今後ますます加速するとみている」との考えを示し、HDR放送については「当社では、オリジナル連続ドラマの制作において、すでにHDRでの収録を行い、経験を積んでいる。HDRの特徴である、解像度・色域・輝度が加わった放送を行い、これまで以上のより高品質の放送サービスを目指していく」と述べた。
 続いて登壇した有料多チャンネル事業部門カスタマー事業本部長の古屋金哉氏は「HLG方式は、HDRのもう一つの方式である、ST2084方式と正確な相互変換が可能で、HDR非対応テレビとも互換性がある。テレビ側がHLG非対応な場合は、通常のSDRとして再生できる」とメリットを説明した。
 なお、4KHDR放送を視聴するためのテレビとして、会場に東芝「4KレグザZX20シリーズ」がセットされ、サッカーやゴルフ、海、花などを撮影したデモ映像が流された。「4KレグザZX20シリーズ」は、HDRコンテンツのポテンシャルを引き出す映像処理エンジン「4KレグザエンジンHDRPRO」を内蔵しており、バージョンアップ用ソフトウェアのダウンロードを8月下旬から開始する。また、他社製品においても、今秋以降、順次4KHDR放送に対応していく予定だという。
 スカパーJSATでは、2015年3月1日に4K映画専門の「スカパー!4K映画」と総合エンターテインメントの「スカパー!4K総合」をスタートさせ、今年5月1月からは「スカパー!4K体験」の放送を開始している。「スカパー!4K体験」は、「スカパー!プレミアムサービス」または「スカパー!プレミアムサービス光」の受信環境があれば誰でも無料視聴できる。
 10月から始まる4KHDR放送では、オープニング番組として「CGプロデューサー ヤナイ君~プロジェクションマッピング 篇~(仮)」(イマジカ・ロボットグループと共同制作)を放送するほか、BSスカパー!オリジナルドラマ「螻蛄(厄神シリーズ)」全5話(北村一輝、濱田岳ダブル主演)がラインアップされている。なお「スカパー!4K映画」「スカパー!4K総合」においては、2017年春頃にHDRでの放送が始まる予定になっている。

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