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28年度4~6月期連結決算 スカパーJSAT

【2016年08月15日】

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      △ 高田真治社長

 スカパーJSATホールディングスが発表した平成28年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比3・4%減の397億700万円、営業利益が同7・0%増の億662600万円、最終利益は同13・1%増の42億8400万円で減収増益となった。
 セグメント別では、「有料多チャンネル事業」の売上高は前年同期比2・6%減の300億9500万円で、前年同期から約8億円の減収。営業利益は同42・3%増の18億6100万円で約5億円の増益となった。「有料多チャンネル事業」は、スカパー!プレミアムサービスの累計加入件数の減少による視聴料収入の減少と、番組供給料および広告宣伝費等の減少などが影響して減収増益となった。
 「宇宙・衛星事業」の売上高は前年同期比5・2%減の126億2600万円で前年同期から約7億円の減収。営業利益は同2・7%減の45億8500万円で約1億円の減益。EsBird等のVSATサービス収入が増加した一方、一部海外顧客の利用帯域減少による収入減少、通信衛星設備償却完了等による減価償却費の減少などにより、減収減益となった。
 当期連結累計期間における加入件数については、新規加入件数が前年同期比28%減の8万6023件で前年同期から3万3615件減少した。また、再加入件数は同7%増の3万4567件で前年から2315件の増加。解約件数は12万9456件で前年同期から219件増加した。新規加入件数と再加入件数の合計から解約件数を引いた純増減数は前年同期から3万1519件の減で、マイナス8866件になった。累計加入件数は347万3460件となった。
 平成29年3月期の連結業績予想は、同社グループが防衛省から受注した「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」の衛星1号機の打ち上げ場所への輸送中のトラブルにより、同期内での打ち上げは困難との見込みから、6月17日に下方修正を行った。その結果、売上高が前年同期比19・7%増の1950億円、営業利益が同13・3%減の210億円、最終利益が同22・9%減の130億円とした。売上高は従来予想の2215億円から1950億円、営業利益は同225億円から210億円、最終利益は同150億円から130億円となっている。
 有料多チャンネル放送業界では、既存の有料放送市場が成熟しつつある一方で、インターネットを使った動画配信サービスが次々と誕生し、コンテンツ獲得および加入者獲得の両面で競争が激化している。
 同社は、FTTHによる加入者獲得と再送信事業の拡大を目的に、今年4月からNTTドコモと協業し、全国のドコモショップでスカパー!サービスの申込受付を行う、「光コラボレーション」を開始している。さらに、7月からはソフトバンクとの協業も開始し、「スカパー!セレクト5」「スカパー!新基本パック」などを販売している。
  コンテンツについては、欧州サッカーの各国リーグやUEFAチャンピオンズリーグ、4Kによる陸上自衛隊の平成28年度富士総合火力演習、甲子園の準決勝戦・決勝戦の放送を予定している。また、オリジナルドラマの「弱虫ペダル」と、ライブツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016」なども放送する。
 会見に臨んだ高田真治社長は「現在の時点では(ネット動画配信サービスによる)大きな影響は出ていないが、多くのユーザーの皆さんが利用しているのは事実。我々は衛星を使ったサービスや、放送事業者様と一緒になって取り組んでいくサービスをユーザーの皆様方に受け入れていただくよう頑張っていくということに尽きる」と考えを述べ、これまでの事業を強化し、サービスの充実を図っていくとした。

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