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「日本賞」1次審査通貨作品発表 NHK

【2016年09月12日】

 NHK主催で、教育コンテンツのみを対象にした国際コンクール「日本賞」。同賞は、1965年(昭和40年)に第1回が開催され、今年で51年を迎える。この半世紀の歴史をもつコンクールに、昨年は世界55の国と地域から339作品が寄せられた。今回の作品の一次審査が先日行われ、コンテンツ部門・5カテゴリーで51作品が同審査を通過した。また、予算・機材などの制作条件が十分でない国・地域におけるテレビ教育番組の企画の実現を支援するという企画部門では、5企画が一次審査を通過した。最終審査は第43回「日本賞」開催期間(10月30~11月2日)に行われ、11月2日の「日本賞」授賞式で発表される。

今年で51年を迎える「日本賞」

 日本賞は、1965年に第1回が開催されたが、その前年に開かれた「世界学校放送会議」の最終日に当時のNHK会長の阿部真之助氏が、「放送番組の質的向上を目的とした各種の国際コンクールの多くは、芸術・芸能の分野に属するものであり、学校放送をはじめとした教育・教養では必ずしも十分でない」として、日本における放送開始40周年を記念し「教育番組の国際コンクールを創設、その優秀作にNHKから『日本賞』を贈ることにしたい」と提唱し、その翌年から始まった。
 昨年は50年目の年となり、55の国と地域から339のエントリーがあった。
 日本賞はコンテンツ部門と企画部門に分かれ、さらにコンテンツ部門は、対象の年齢によって分けた4つのカテゴリー【▽(1)幼児向け(0~6歳)▽(2)児童向け(6~12歳)▽(3)青少年向け(12~18歳)▽(4)一般向け(18歳以上)】と、デジタルメディアを活用し、新たな学びの可能性を切り拓くコンテンツを選出する対象年齢不問のクリエイティブ・フロンティアの5つのカテゴリーに分けて、一次審査が行われた。また、企画部門も一次審査が行われ、一次審査の通過作品および企画が発表された。
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 一次審査通過作品は以下の通り(タイトル、制作者・団体、国・地域、メディアの順)。
 幼児向け(0~6歳):
  ▽Hi Opie! ― Opie vs.The Volcano、marblemedia、カナダ、TV
  ▽LOGOplays/LOGOhratky ― LOGOplays No.3、Czech Television、チェコ、TV
  ▽THE TEDDY TELEPHONE SHOW ― EPISODE SIX、OK MONKEY、デンマーク、TV
 など12作品。
 児童向け(6~12歳):
  ▽Little Lunch ― The Principal‘s Office、Australian Children’s Television Foundation、オーストラリア、TV
  ▽My Decision、Islamic Republic of Iran Broadcasting、イラン、TV
 など10作品。
 青少年向け(12~18歳):
  ▽Is fat bad for our health ?、Radio Television Belge de la Communcaute Culturelle Francaise、ベルギー、TV
  ▽Marina’s Ocean、Campo Cerrado Producoes、ブラジル、フィルム
 など12作品。
 一般向け(18歳以上):
  ▽Corinne‘s Secret、Tellux Film GmbH Munchen、ドイツ、TV
  ▽Exploring Life in Class:A Year at a Tsunami―hit School、NHK、日本、TV
  ▽SEEKING UTAMARO―THE PRINTER FROM KYOTO AND UKIYO―E IN PARIS、関西テレビ放送、日本、TV
 など11作品。
 クリエイティブ・フロンティア:
  ▽MOZER、ライフイズテック、日本、Webサイト
  ▽The Professionals: My Philosophy、NHK、日本、アプリケーションソフト
  ▽AI Weiwei 360、Animal Vegetable Mineral Limited、英国、Webサイト
 など6作品。
 一方、企画部門では、アフガニスタン、バングラディッシュ、コロンビア、ルワンダ、南アフリカの5企画が一次審査を通過した。通過作品などの詳細は日本賞のHP(http://www.nhk.or.jp/jp-prize/2016/entrylist_contents.html)を参照のこと。
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 この他、プレイベントとして、10月6日に立教大学・池袋キャンパス 8号館1階 8101教室(東京都豊島区西池袋3―34―1)において、立教大学・NHK日本賞シンポジウム「映像作品から難民について考える」を開催する。「日本賞」に出品された映像作品を題材に、国際的な課題の現状に触れ、国際理解を深めることを目的としている。
 今回は、2015年の「日本賞」で最終ノミネートされた、オランダの制作会社によるウェブサイト「Refugee Republic」を題材に議論をスタートさせる。
 「Refugee Republic」は、オランダの制作会社Submarine Channelが制作した、イラク北部に実在する難民キャンプ「DOMIZキャンプ」を、映像により体験できるウェブサイト。通りを行き交う人々の様子や生活音までもリアルに再現し、キャンプに暮らす人々の声、彼らの日常を知ることで、深刻な難民問題を今までにない視点で考える作品として、高く評価された。また、パネルディスカッションも行う予定。
 開演は18:30(開場は18:00)、終演予定は20:30。事前申し込みが必要。

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