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スカパーから4K HDR中継車受注 ソニー

【2016年10月03日】

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       ▲ 中継車の完成イメージ図

 ソニービジネスソリューション(東京都港区、宮島和雄社長)は、スカパー・ブロードキャスティングより、4K HDR対応中継車の製作を受注したと発表した。4K HDRを含めた最新の技術を用いることで、業界に先駆けた高画質で高効率な映像制作を実現する。2017年1月に納車の予定で、順次稼働を開始する。
 具体的には4K HDRに対応した「HDC―4300」などシステムカメラでS―Log3撮影し、4Kマスターモニター「BVM―Ⅹ300」で画質を確認しながら画作りを行う。さらに制作領域で決定した画質や色を損なうことなく配信時のEOTF(Electro―Optical Transfer Function)への変換をHDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC―4000」により行う。このSR Live for HDRの仕組みをスカパー・ブロードキャスティングの4K HDR中継車に世界で初めて納入するもの。
 メインのシステムカメラとしては、4K HDR撮影に対応したマルチフォーマットポータブルカメラ「HDC―4300」を導入。今夏にリリースされた新バージョンにより、ライブでのHDR制作への対応を実現した。現在のHD番組制作環境と同様、VE(ビデオエンジニア)はHDマスターモニターを見ながらの画質調整が可能であるため、運用を大きく変えること無く4KライブHDR制作を実現できることも大きなメリットという。
 また、今年度発売予定のHDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC―4000」も世界に先駆けて導入される予定。4KおよびHDへの解像度変換[4K ⇔ HD]、放送用HDR規格に合わせたガンマ変換[SDR ⇔ HDR(S―Log3・ST2084・Hybrid Log Gamma)]、色域変換[BT.709 ⇔ BT.2020]を実現する「HDRC―4000」により、システム内の信号を4K―HDR S―Log3/BT.2020に統一しプロセッシング・モニタリングすることが可能となり、シンプルなシステム構成を実現する。なお、システム内の信号フォーマットにS―Log3を採用することにより、カメラの性能を最大限に引き出した映像表現が可能になるのと同時に、Hybrid Log Gamma(HLG)やST2084など異なるHDR信号の出力にも柔軟に対応可能。
 受注したシステム概要は、マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC―4300」(8式)、マルチフォーマットスイッチャー「XVS―8000」(1式)、30型4K有機ELマスターモニター「BVM―Ⅹ300」(4式)、プロダクションコンバーターユニット「HDRC―4000 HDR」(9式)など。

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