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世界初の2方式対応復調LSI ソシオネクスト

【2016年10月07日】

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 ▲ 受信装置試作機(ISDB-S3専用)の外観
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    ▲ 復調LSI「SC1501A」

 ソシオネクスト(神奈川県横浜市、井上あまね社長)は、世界で初めて、高度広帯域衛星デジタル放送方式 (ISDB―S3)・複数搬送波伝送方式(ITU―T
J.183)の両方式に対応したデジタル放送復調LSI「SC1501A」を開発したと発表した。
 ソシオネクストは、世界初の8K HEVC映像デコーダーチップを製品化するなど、長年培った映像信号処理技術を活かし、デジタルテレビ向け各種SoC製品およびソリューションの提供で業界をリードしてきた。日本では世界に先駆けて 4K・8Kの試験放送を開始し、ともに2018年の実用放送の開始、2020年までの本格普及に向けて様々な取り組みが行われている。しかし、4K・8K放送の本格的な普及には、多様な受信形態に幅広く対応した受信装置が必要となる。
 「SC1501A」は、高度広帯域衛星デジタル放送式(ISDB―S3)、および複数搬送波伝送式(ITU―T J.183)の両方式に対応しており、衛星放送の直接受信やケーブルテレビを通じて再放送するIF パススルー、トランスモジュレーションといった様々な伝送方式による信号の受信が可能。「SC1501A」を同社のコーデックやデジタルテレビ用SoCと組み合わせることで、テレビ、レコーダー、セットトップボックス(STB)などの受信機を容易に開発することができる。
 また、NHK、KDDI、ジュピターテレコム(J:COM)、日本デジタル配信(JDS)の4社は、共同で高度広帯域衛星デジタル放送のケーブルテレビ網による再放送実験を予定しており、ソシオネクストは同実験に向け、「SC1501A」を搭載した受信装置の試作を担当した。これに加え、同LSIを搭載した衛星放送直接受信専用の受信装置の試作も行っている。同社では、これら「ISDB―S3・複数搬送波伝送方式対応」および「ISDB―S3専用」受信装置を放送事業者ならびに各映像機器メーカー向けのリファレンス機器として展開することで、テレビ関連ビジネスの成長を目指すとしている。
 また、10月4日(火)~7日(金)に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2016」において、「SC1501A」および受信装置試作機(ISDB―S3専用) を展示している。

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