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SAMユーザー交流会 スネル・アドヴァンスト・メディア

【2016年10月28日】

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      ▲ 三瓶宏一社長
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   ▲ 森正司セールスマネージャー
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    ▲ 堀田氏による新機能紹介

 スネル・アドヴァンスト・メディアは、ベルサール六本木(東京都港区)でユーザー交流会を開催した。同社は1982年に「クォンテル」として設立されたが、本年10月1日付で社名を現社名に変更している。
 最初に同社社長の三瓶宏一氏が登壇しIBC2016の最新情報やRioの開発動向などを説明した。Snell Advanced Media(SAM)のIBC2016でのブースは、総距離5・5キロメートルのケーブルと総重量32トンの機材による巨大ブースとなった。来場者は3460名。日本からのSAMブース来場者は70名で、放送局やケーブルTV関連、ポスプロなど。「QuantelRioV4・3」のデモ、Rio」「Render Engine」「COTSストレージ」に加え、2016年12月に出荷予定の方式フレームレート交換ソフト「Alchemist XF」のHDR素材をSDRに変換する技術デモが注目されたという。
 「Quantel Rio 4K/8K」の新規開発モデルとしては、4K/8K圧縮モデルは、現行の非圧縮信号処理に加えて、圧縮モードも選択できるようにするもので、2017年2月完成目標。通常のバージョン・アップで対応する。8K120p対応モデルは、タイムラインは60pのまま120の連番ファイルを偶数、奇数に分け、偶数フレームで編集した結果を自動的に奇数フレームに適応させ120のファイルを生成する。リアルタイム再生は対応しない。有償バージョン・アップだが、リスト価格は未定。2017年4月発売を目標としている。また、InterBEE2016では、「Quantel Rio 8K Ⅴ.4.4」、シャープ製8K HDRモニタ、ソニー製4K HDRモニタ「BVM―Ⅹ300」、「Ⅹ4 UHD―1000(HD―4K)コンバータ」などの展示・デモを行う。この他、2016年12月末までに日本のユーザー向けの情報交換のフォーラムである“Club Rio(仮称)”を開設することを明らかにした。
 次いでセールスマネージャーの森正司氏が「Quantel Rio」の製品レンジの説明や、既存の「eQ/iQ/Pablo:Rio」のアップグレード提案などを行った。続いてアプリケーション スペシャリストの堀田真由氏が「Quantel Rio Ⅴ4.3」新機能紹介として、実機を用いて説明した。2016年11月末リリース予定のⅤ4.4.0では、Tangentパネル対応、クラウドトラッカー、cube形式のLUTファイルの対応、ファイルエクスポート時のカラースペースの設定、MLTFX YUV Legalボックス機能の変更、32chオーディオのMonoトラック/コンフォームの改善が実施される。また、2017年に予定される主な開発案件としては、8K/4K Compression、File Info conformで拡張子の異なるファイルの対応、MLTFXでのカスタムトランジションの作成、24pから60pへの変換、In/Outを指定した部分レンダリング、MLT FXでのグローバルDVEコントロール、タイムコード表示 ― SDI出力/ファイルエクスポート時のバーンイン、Dolby Visionへの対応など。
 最後にパネルディスカッションが開催された。司会進行は三瓶社長、パネリストは音響ハウス スタジオ事業部門技術部 統括部長の織田泰光氏、ソニーPCL 技術部門ビジュアルソルーション部統括部長の山崎晴康氏、パナソニック映像 スタジオ部門 営業Gp./技術Gp.GM 入倉譲二氏、SAM Product Manager Editing, Color and FinishingのDamon Hawkins氏。“各社における4Kワークフローについて”をテーマに、4K映像業務の動向、自動化、ターンキーシステム、サポート体制などについて熱い議論が交わされた。パネルディスカッション修了後、ユーザー交流会や製品デモが行われ、閉会となった。

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