放送コンテンツ

鹿児島放送から新館向け報道システム受注 ソニービジネスソリューション

【2016年12月02日】

写真
導入予定システム概念図

 ソニービジネスソリューションは、このほど、鹿児島放送が鹿児島市に建設中の新館向け報道システムとして、収録から編集、送出(オートメーションサブ)、アーカイブまでのトータルワークフローを実現する「Media Backbone報道ソリューション」を受注したと発表した。 受注したシステムは2017年10月より、運用を開始する予定。
 鹿児島放送では、新時代を見据えて、鹿児島の情報発信基地として新たな飛躍を目指し、より魅力的なコンテンツを、正確かつ迅速に視聴者に提供できる体制を整えるべく、新館のシステム構築を進めている。また、技術面では報道システムのファイルベース化を検討していたが、新館建設に伴い取材からアーカイブまで一貫したファイルベース運用を実現するもの。導入予定システムは、素材管理システムであるプロダクションアセットマネジメントシステムを中核として、収録から、編集・送出・アーカイブまで一連のニュース制作ワークフローを実現するシステムソリューションとなる。キー局などの大規模システムで培った信頼性の高いアーキテクチャを採用しつつ、国内で数多く納入実績のある報道システムの経験も活かし、速報性が必要とされる報道現場の様々な要求にも対応する。さらに、収録・編集・送出・アーカイブの各システムはブロック単位でパッケージ化されており、段階的な導入も可能。
 システム内ではXDCAMフォーマットを活用することで、取材時にプロフェッショナルディスクやSxSメモリーカードに記録された高解像度映像やプロキシ映像、メタデータをそのまま扱えるため、インポート中でも即座にプレビューや編集を開始できる。また収録機や送出機にはXDCAM Stationに代表されるソニー製品が使用されている。
 さらに、報道支援システム「ANN―Japrs」との連携により、取材予定に紐づいた元素材管理や放送項目/アーカイブ項目に紐づいた完パケ管理を実現。また、ノンリニア編集機としてグラスバレー製「EDIUS」、および、EMCジャパン/グラスバレーの協業により生まれた編集用ストレージ「EDIUS―Isilon」を採用している。「EDIUS」端末からプロダクションアセットマネジメントシステムの素材管理を行うことや、「EDIUS―Isilon」上の素材のダイレクト編集を可能にしている。
 この他、ソニービジネスソリューションでは、東通より、4K HDR映像制作に対応した大型両拡幅式(停車中、車体が左右に拡幅できる)中継車の製作の受注および、スカパーJSATから、業界に先駆けて4K放送用IPルーティングシステムを受注したことも発表している。東通用中継車には、ソニーが業界に先駆けて確立した”SR Live for HDR”制作ワークフローが採用されている。”SR Live for HDR”とは、撮影から送出・配信まで4K HDRライブ制作の一連の工程の中で、4K HDRとHD SDRのシステムを統合し、同時制作を行うことで効率的な制作ワークフローとシンプルなシステム構成を実現する、ソニーが確立したワークフロー。
 また4K放送用IPルーティングシステムは、4K放送用の映像を、IP伝送により出力・監視する設備。受注システムには、4K/HD統合運用の用途として、HDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC―4000」も含まれており、4K放送の本格化を視野に4K HDR映像制作の運用にも柔軟に対応できる。

放送コンテンツ一覧へ  トップページへ