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50社の最新機器が結集し2000名以上が来場 光和 最新映像機器内覧会

【2017年01月25日】

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▲ 2台のプロジェクターによる上映
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▲ アスクブース
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▲ 「SMW-RW44」

 光和は、1月19日(木)~20日(金)に本社ビル(東京都江東区)において、「KOWA2017最新映像機器内覧会」を開催した。同社が取り扱う約50社の映像機器及び関連機器が一堂に展示された。同内覧会は各メーカーが最新機器をもちよることで有名であり、今回も世界初もしくは日本初披露の製品が多数展示されていた。2日間合計で約2000名が来場し、熱心に見入っていた。今回はいくつかのブースをピックアップしてレポートする。

 アスクメディア&エンタープライズ事業部は、AJA Video Systems、Timecode Systems、NewTekの製品を展示した。AJA Video Systemsでは新製品のH・264ストリーミング/収録ソリューション「HELO」を出展。H・264収録と配信を同時に行うことができるため、ストリーミングしながら、SDカードやUSBストレージ、ネットワークストレージに収録可能。3G/HD/SD―SDI、HDMI入出力に対応するため、従来使用しているカメラを接続して収録と配信することができる。H・264収録のため、PCやタブレットなど多様な機器で再生することができる。この他、HD LCD モニターを搭載した4K/UltraHD/2K/HD対応の次世代ファイルベースビデオレコーダー兼プレイヤー「Ki Pro Ultra」、最大 1080p 60fpsのHDMI 入力に対応した USB バスパワー接続のドライバー不要のキャプチャデバイス「U―TAP HDMI」、さらに幅広いコンバーター製品群の中から4K、HDBaseT、Fiberシリーズのミニコンバーターを展示した。
 Timecode Systems製品では、フラッグシップ製品「:pluse」および新製品の「SyncBac PRO」を出展した。「:pluse」は、コンパクトなサイズでタイムコードの生成および送受信が可能なRFトランシーバーと、Wi―Fi受信機としての機能を兼ね備えておりEthernetとWi―Fiのブリッジ機能に加え、2ポートのEthernet スイッチを装備、2つのネットワークを使ってカメラと「:pulse」を繋ぐことができる。「SyncBac PRO」は、Go Pro HERO4に装着することで、複数のGo Pro HERO4の一括制御やタイムコードの同期が行うことができる。Go Pro HERO4用モニターと同サイズのため、装着してもGo Pro HERO4用ハウジングにしっかり収まる。
 NewTekでは、最上位モデルの映像制作配信システム 「TriCaster 8000」、マルチカメラ対応のスロー・リプレイシステム 「3Play 440」、Skypeビデオ通話を放送に乗せることができるビデオ中継ソリューション 「TalkShow VS 100」および「TalkShow VS 4000」を展示した。
 また、北海道日興通信(NIXUS)のネットワーク対応高機能テロップシステム「CG―Store」およびスポーツオンエアシステム「S・PORTER」がNewTekのIP 伝送テクノロジー「NDI」に対応したことなどを紹介した。
 「KOWA2017最新映像機器内覧会」でユニークなのが、競合製品を見比べることができる点だ。今回もイベントスペースで、パナソニックとセイコーエプソンが最新レーザープロジェクターをそれぞれ設置し、同じ映像を表示して見比べられるデモを行った。通常、競合会社の製品と並べて展示されることは嫌がられる傾向にあり、このように同じ映像を表示することなどほとんどない。光和によると、このような展示を開始した当初はやはり嫌がられたが、最近ではどのメーカーも非常に協力的で、他のメーカーの製品の実力を見極められることから多くの関係者が来場するようになっているという。いずれのプロジェクターも明るく、綺麗だったが、パナソニックはDLP方式、エプソンはLCD方式であり、微妙に色合いなどが異なることが確認できた。また、同スペースにはNECディスプレイソリューションズが開発中の3万5000lm 4Kレーザープロジェクターを参考出展していた。同社から外部に持ち出すのも全くの初めてという。独自の循環冷却システムを採用、光学エンジンユニットおよび光源ユニットは防塵設計で完全にクローズドな状態になり、ヒートレシーバからヒートシンクに熱を伝え、ヒートシンクをファンにより冷却する。このため、光学エンジンユニットおよび光源ユニットは、一切外気に触れることがない。また、3万5000lmの輝度でも、DCI色域を100%カバーするという。2017年秋頃発売の予定。
 パナソニックは、イベントスペースにも設置した3チップDLPレーザープロジェクター「PT―RQ32KJ」により、全天周プラネタリウム番組「ネイチャーリウム富士の星暦~日本最高峰を知る~」を上映した」。
日本初公開となったのが、米AV Stumpflの非圧縮8K対応メディアサーバーの「SMW―RW44」。ホットスワップが可能なSSDドライブとなっており、最大480GB SSDを32台(+OS用SSD×2)搭載可能で、RAID10時のデータ容量は約8GB。同サーバーで特徴的なのが、搭載しているGPUおよびSSDを徹底的に自社でチューニングし高速化を図っている点になるという。日本での販売はミックスウェーブが担当する。
 この他、マイルランテックは仏MODULOの「KINETIC」を日本で初めて紹介した。「KINETIC」は、ライブショーやイベントのセットデザインの時点で、3Dデータを読み込み、プロジェクションのシミュレーションおよびマッピングデザインができる。
 さらに、デザインからショープログラムや制御プログラムなど一連のフローを1つのシステムに1パッケージ化している。

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