放送コンテンツ

第55回JAA広告賞と第43回JAA広告論文の表彰会 日本アドバタイザーズ協会

【2017年03月03日】

写真
伊藤雅俊理事長

 公益財団法人日本アドバタイザーズ協会(JAA)は2月28 日、東京都千代田区の帝国ホテルで、第43 回JAA広告論文および第55 回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクールの表彰会を行った。JAA広告論文は広告を出向するアドバタイザーの視点から広く論文作品を募集するもので、1974年から開始しており、今年で43 回目となる。今回は41 作品という応募から11 作品が最終審査にノミネートされ、6作品が受賞した。続いてJAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクールの表彰会が行われた。新聞広告部門、雑誌広告部門、テレビ広告部門、ラジオ広告部門、Web広告部門、屋外・交通部門の6部門から計1938点の応募があり、そのうち68 点が入賞作品として表彰された。さらにそれぞれの部門から最高賞であるJAA賞グランプリを選出し表彰、さらに経済産業大臣賞、ベストパートナー賞の表彰も行った。
 表彰会では、まず日本アドバタイザーズ協会(JAA)理事長の伊藤雅俊氏(味の素会長)が登壇し、「先ほど開催されました臨時理事会で理事長に再任されました。改めまして、どうぞよろしくお願いいたします。本当に昔、屋号や暖簾、看板から始まった長い広告の歴史の中で、明治以降の近代化でメディアが大きく発展しました。特に戦後の各種メディアの急速な進歩は、我々の広告活動に様々な変化をもたらしました。広告は人の生活の進歩に多大な貢献を続けてきました。加えて最近はデジタル技術の急速な進歩により、場所や時間に縛られずに自由に視聴スタイルが広がっています。しかしながら、広告はいつの時代でもよりよく生きるための情報です。我々協会は、会員の皆さま、広告業界の皆さまと、進歩の中で、いつも時代と同期し、創造し、一方でルールを作りながら、お客様に役立つコミュニケーションを作っていくことににチャレンジし続けていきたいと思います。本日、これからJAA論文賞とJAA広告賞の表彰式典が行われます。このJAA広告賞は様々なメディアに掲載されている広告を、普通の生活者の方が生活者の視線で審査するものです。また、広告論文賞は、先端のコミュニケーション志向など、広告にたずさわる若い方々の未来へのチャレンジをご紹介します。
 今後、メディアの進歩とともに大きく変化する生活者と同期して、高い信頼性と先進性を兼ね備えた創造的コミュニケーション活動を追及して、広告の価値を高めていきます。」と挨拶した。
 最初に第43回JAA広告論文 表彰式が行われた。広告論文は、近年、広報やマーケティング、営業領域からも応募があり、論理的な思考が必要とされるマーケッターの成長機会として多くの企業から応募が集まっているという。広告論文委員長の村上欣也氏が審査経過の報告を行った。今回は応募作品数では前年を下回ったが、質の面ではここ数年の中でも非常にレベルが高かった。特に著しい傾向はないが、しいて言えばデジタルをテーマとした論文が少しずつ増えている。入賞作品以外にもDMP活用をテーマとしたものなどがあり、この領域に対するアドバタイザーの関心度合いが見えてきたという。最終審査で6作品に絞り込まれ、JAA金賞を、金親裕美氏(アフラック)「WEBの資料請求における保険検討行動の変化」が受賞した。また、
 JAA銀賞を大澤あつみ氏(トヨタマーケティングジャパン)の「カスタマージャーニー分析による顧客視点マーケティングの実践について〜継続的な接点創出により軽/2BOX両検討層の態度変容を促す取り組み〜」、JAA銅賞を南曉氏(ライオン)の「成功確度を高める為のテレビ広告事前評価手法開発への挑戦―広告の神様はサイコロを振らないー」が受賞した。さらに、優秀賞として、中村大輔氏(アフラック)の「がん保険TVCMの事前調査結果と、放映開始後の蓄積効果との関連性〜性年代別への細分化と、商品特性に合わせた長期スパンでの検証〜」および犬伏拓実氏、杉浦由紀氏、濱田浩二氏、吉田馨氏(ライオン)の「2016年トップスーパーNANOXの統合型コミュニケーション戦略について」、今井淳一氏(オリエンタルランド)の「SYNC! ILLUMINATIONに見る“ターゲットに届いて響く”コンテンツマーケティング創り」が受賞した。JAA金賞を受賞したアフラックの金親裕美氏は「WEBに関する言葉はわかりにくい部分もありますので、解説を加えたりしました。ユーザー行動の変化、ユーザーを取り巻く環境の変化に視点を合わせたところが評価されたのではないかと考えています。今後もデジタル化など社会の変化についていき、ユーザー行動をしっかりキャッチして、お客様とスムーズでナチュラルなコミュニケーションを推進していきたいと考えております。本日はありがとうございました」とコメントした。
 続いてJAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクールの表彰会が行われた。同コンクールは、広告の受け手である消費者が審査を行う、世界でも類を見ない大きな特徴を持つ総合広告賞。消費者の視点から時代に即したコミュニケーションの在り方を模索し、広告の健全なる発展に寄与することを目的としている。今回は各部門で合計61作品が選出された。最初に経済産業省の商務情報政策局 大臣官房審議官である竹内芳明氏が祝辞を述べ、次いで小泉消費者委員長から審査経過報告がなされた。61作品はメダリストとして表彰され、経済大臣賞が贈賞された。そして、各部門のJAA広告賞(グランプリ)が贈賞された。さらにベストパートナー賞の表彰も行った。JAA賞、経済産業大臣賞を受賞した会社名と作品名は次の通り。
 ▽JAA賞(新聞広告部門):味の素「これ、ぜんぶ失敗作・・・から生まれた料理です。」▽JAA賞(雑誌広告部門):花王「むちゅうって、よごれることだ。」▽JAA賞(テレビ広告部門):赤城乳業「値上げ」▽JAA賞(ラジオ広告部門):ゆうちょ銀行「ATMの人・サラリーマン篇」▽JAA賞「Web広告部門」:日本郵便「WHITE Tree Letter」▽JAA特別賞(屋外・交通広告部門):パナソニック「見えない方がいい広告。」▽経済産業大臣賞:大塚製薬「見せてやれ、底力。」

放送コンテンツ一覧へ  トップページへ