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地デジ放送とデバイス連動を実証 NTTデータ

【2017年03月13日】

 NTTデータは、日本テレビ放送網(日本テレビ)と、次世代テレビによる新たな視聴体験の実現に向けた実証実験を3月に行うと発表した。
 本実験では、テレビ放送にコミュニケーションロボットがあたかも共感するかのように振る舞うことで、視聴者がより感情移入をしやすい新たな視聴体験の実現を目指す。NTTデータのクラウドロボティクス基盤を活用して、地上デジタルテレビ放送波に含まれる放送中の番組に関する情報と、コミュニケーションロボットや家電等の各種デバイスがタイムリーな連動を実現させる技術的な検証を行う。
 NTTデータは、本実験で得た技術的なノウハウや地上デジタルテレビ放送と連動したサービスの受容性を活用し、様々なデバイスとコンテンツをタイムリーに連動させることで、新たな視聴体験をもたらすコンテンツ市場の創出に貢献する。
 NTTデータは、NTTが研究開発を行ってきた「音声音響処理技術」や「日本語解析技術」、コミュニケーションロボットやセンサーをはじめとする各種デバイスを連携制御するための技術「R―env:連舞」等により構成される「corevo」関連技術について、コミュニケーションロボットを活用した実証実験を様々な業界で行い、その有効性や実用性の検証を行ってきた。
 一方、日本テレビでは、今後普及が見込まれるコミュニケーションロボットと視聴者をつなぐ新たなテレビ視聴体験の実現に向けた可能性を検討してきた。NTTデータが持つクラウドロボティクス基盤の「複数の異なるデバイスを連携させる機能」や、「新たなデバイスを活用した利用シーンの創出が容易であること」が評価され、本実験で採用されることとなった。
 NTTデータが研究開発を進めているクラウドロボティクス基盤は、ロボットやセンサーなど複数のデバイスを連携させて、利用者やその周辺環境の状況を正しく認識し、高度な知的処理を行う基盤。日本テレビでは、将来的なテレビとロボットとの連動による新たな視聴体験を見据え、NTTデータが開発したクラウドロボティクス基盤を活用して、地上デジタルテレビ放送波に含まれる放送中の番組に関する情報と、コミュニケーションロボットや家電等の各種デバイスをタイムリーに連動を実現させる。
 具体的には、ヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」、シャープのモバイル型ロボット電話「RoBoHoN」等のコミュニケーションロボット、高機能赤外線学習リモコン、地上デジタルテレビ放送を受信するHybridcast対応型テレビをネットワーク上でつなぐ。静的な番組表情報との連携だけでなく、地上デジタルテレビ放送波のイベントメッセージ機能を活用し、コミュニケーションロボットが受け取るテレビ番組の状況変化に応じた情報を元に、視聴者に対してタイムリーな身体の動作と音声発話を行う。その結果、あたかも人間とロボットが一緒にテレビ視聴し、番組内容の変化を共感できる新たな視聴体験の提供を目指す。
 なお、本実験の一部内容は、3月7~8日に開催された「CREATIVE TECHNOLOGY LAB」で展示し、23日開催の「SENSORS IGNITION2017」でも展示する予定。
 NTTデータでは、クラウドロボティクス基盤に構築された「corevo」関連技術を活用し、様々なデバイスとコンテンツをつなげることで、クラウドロボティクス基盤を活用した新たなサービスの創出を目指す。さらに本実験で得た技術的なノウハウや地上デジタルテレビ放送と連動したサービス受容性を活用し、様々なデバイスとコンテンツをタイムリーに連動させることで、新たな視聴体験をもたらすコンテンツ市場の創出に貢献する。

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