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NHK 長寿命かつ高安定性な有機EL用材料開発

2019926日】

写真 1
フレキシブルディスプレーのイメージ

写真 2
有機ELのしくみと開発した電子供給材料の特徴

 NHKは、巻き取りや折り曲げができるフレキシブルディスプレーの実現を指し、有機ELの研究開発を進めているが、今回、長寿命化に向けて新たな有機EL材料の開発に成功したと発表した。
 フレキシブルディスプレーを実現するためには、ディスプレーで一般的に用いられるガラスに代わって、薄くて柔らかいプラスチックのフィルム上に、赤・青・緑に発光する有機ELを形成する必要がある。
 ガラス上に形成した有機ELでは、発光に必要となる電子をスムーズに供給する電子供給材料の一部にアルカリ金属を使用している。しかし、フィルムは酸素や水分を通しやすい性質があるため、アルカリ金属が劣化しディスプレーの十分な寿命が得られなかった。
 そこで、アルカリ属に代わり、フィルムでも高い安定性が保たれ、長い寿命を得ることができる塩基性物質を使用した電供給材料を新たに開発した。
 また、この電供給材料は、水素結合が作る分極の効果によって電子をスムーズに供給できることを、世界で初めて明らかにしている。
 今回の研究成果は、9月6日にAdvanced Materials誌に掲載されました。今後もフレキシブルディスプレーの早期実現に向け研究開発を加速しくとしている。なお、同材料は日本触媒と共同で開発したもの。

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