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最終利益は798億円の黒字 東芝

【2016年08月22日】

 東芝の発表した平成28年4月~6月期連結決算は、売上高が前年同期比1・9%減の1兆2074億円で、営業利益が前年同期から266億円増の201億円の黒字(前期は65億円の赤字)、最終利益は前年同期から921億円増の798億円の黒字(前期は123億円の赤字)となった。
 セグメント別にみると、「エネルギーシステムソリューション」については、売上高が前年同期比17%増の3495億円で前年同期から496億円の増収となった(前期は2999億円)。営業損益は前年同期から56億円改善し18億円の赤字だった(前期は74億円の赤字)。送変電・配電システムが太陽光発電システムを中心に減収となったが、原子力発電システムが大幅に増収し、火力・水力発電システムが増収となったことから、大幅な増収となった。損益面でも各事業とも増益・改善した。
 「インフラシステムソリューション」については、売上高が前年同期比3%減の2587億円で前年同期から82億円の減収となった(前期は2669億円)。営業利益は前年同期から130億円改善し23億円の黒字だった(前期は107億円の赤字)。公共インフラは増収となったものの、ビル・施設と産業システムが減収となり、部門全体として減収となったが、増益面では各事業とも増益・改善した。
「リテール&プリンティングソリューション」については、売上高が前年同期比6%減の1225億円で前年同期から75億円の減収となった(前期は1300億円)。営業利益は前年同期から18億円増の18億円だった(前期は売上高なし)。プリンティング事業が減収したが、損益面では国内リテール事業の増収と海外リテール事業の固定費削減により増益となった。
 「ストレー&デバイスソリューション」については、売上高が前年同期比2%減の3716億円で前年同期から58億円の減収となった(前期は3774億円)。営業利益は前年同期から102億円減の241億円の黒字だった(前期は343億円の黒字)。HDDは増収だったがメモリとデバイスなどが減収し、部門全体として減収となった。損益面ではHDDが増益で、ディスクリート、システムLSIも改善したが、メモリが減益となった結果、部門全体で減益となった。
 「インダストリアルICTソリューション」については、売上高が前年同期比3%減の487億円で前年同期から13億円の減収となった(前期は500億円)。営業損益は前年同期から9億円回復して9億円の赤字となった(前期は18億円の赤字)。前年同期の製造業向けの大型案件の反動で減収となったが、損益面では緊急対策などで改善した。
 平成29年3月期の連結業績予想は、今年5月12日に公表したものから変更はなく、売上高5兆1000億円、営業利益1200億円、最終利益1000億円を見込んでいる。なお、第1四半期(4月~6月)の業績が予想を上回ったため、第2四半期6ヵ月累計の業績予想は上方修正された。
 会見に臨んだ平田政善CFO(最高財務責任者)は、今期は3年ぶりの黒字との見通しを示しながらも、「4月から9月までの今年度上半期の営業利益も5月時点の赤字予想から黒字に転じる見込みだが、円高が影響するため、今年度1年間の最終利益の見通しは据え置いた」と説明した。

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