ブラビアから最上位機「Z9Dシリーズ」発売 ソニー
【2016年09月05日】
「Z9Dシリーズ」
価格は65型と75型がオープン価格だが、店頭予想価格は65型が70万円前後、75型が100万円前後。100型の価格は700万円となっている。なお、100型は受注生産による販売となり、11月下旬以降に受注が開始される。
また、「Z9Dシリーズ」に先駆け、プレミアム4Kシリーズの「X8300Dシリーズ」から、49型「KJ―49X8300D」と43型「KJ―43X8300D」の2機種が9月17日に発売される。さらに、スタンダードシリーズの「X7000Dシリーズ」から49型「KJ―49X7000D」が10月8日に発売する。
「X8300Dシリーズ」は、HDR対応のプレミアムモデルで、色はブラックとウォームシルバーの2色から選べる。店頭予想価格は、すべて税別で、49型が19万円前後、43型が15万円前後となっている。
「X7000Dシリーズ」はスタンダードモデルで、後日アップデートされるソフトウェアでHDR対応にグレードアップできる。店頭予想価格は16万円前後。
ブラビアは、今春発売したプレミアム4Kシリーズの3シリーズに、今回発売する「Z9Dシリーズ」「X8300Dシリーズ」「X7000Dシリーズ」の3シリーズを加え、合計6シリーズ12モデルで展開する。
製品の主な特長は次の通り。
【Z9Dシリーズ】
▽「バックライト マスタードライブ」
従来の直下型LED部分駆動は、いくつかのLEDをブロック単位でまとめて駆動させていたが、すべてのLEDを一つずつ単独で駆動させることで、より細かい範囲で明暗のコントロールが可能となった。さらに、暗い部分の電流を明るい部分に集中させ、つややかな輝きのある映像を実現する「エクステンディッド ダイナミックレンジ プロ」を搭載。あたかも目の前に存在するかのようなリアリティを大画面で表現する。
▽「X1 Extreme」
高密度に配置されたすべてのLEDを個別に単独かつ緻密に制御する新開発の4K高画質プロセッサー。さらに、その細かなバックライトの動きに合わせ、液晶画素をも緻密にコントロールし、これまで実現できなかった高輝度、高コントラストな映像表現を可能にした。また、処理速度が上がったことで、高精細・広色域・高コントラストの3つの高画質技術をより高度に処理できるようになった。
▽「HDRリマスター」
映像の中で、それぞれの被写体に応じてコントラストを向上させるオブジェクト型の映像処理を実現。さまざまな映像をHDR相当のコントラストにまでアップコンバートすることができ、白飛びや黒つぶれの少ない、明るい空の色合いや、浮かぶ雲の立体感、そして花びらの質感など、まるで目の前にあるかのような表現を可能にした。
▽デュアルデータベース分析
「4K X―Reality PRO」の超解像処理用データベースに、ソニーのノイズ低減技術のノウハウを凝縮したデータベースを新たに搭載。高精細でノイズの少ない映像を実現した。
▽「Super Bit Mapping 4K HDR」
ソニー独自の階調変換機能で地上デジタル放送やブルーレイディスクなどの8bit映像や、HDR信号などの10bit映像を14bit相当の階調表現にして出力。微妙な色合いもリアルに再現する。
【X8300Dシリーズ】
▽4Kへアップコンバート
超解像エンジン「4K X―Reality PRO」搭載。フルHD映像を4Kにアップコンバートするデータベースと、4K映像をさらに高精細化するデータベースにより、独自のアルゴリズム処理の最適化や超解像技術で美しく描きだす。
▽HDR信号に対応
テレビ本体がHDR信号に対応し、肉眼で見ているかのような奥行き感や立体感のある映像を創出。色鮮やかで質感までも描き出す「トリルミナスディスプレイ」が映像の質を向上し、リアリティー豊かな映像を再現。
▽「モーションフローXR240」搭載
「倍速駆動パネル」に新たなバックライトオン・オフ技術の「モーションフローXR240」を搭載。映像の表示時間を4倍速(1秒間240コマ)の映像と同等にすることで、速い動きもくっきり見やすく再現する。
【X7000Dシリーズ】
4Kチューナー内蔵
地デジ/BS/CSチューナーに加え、4K放送を受信するためのチューナーを内蔵。「Netflix」や「4Kアクトビラ」「ひかりTV 4K」「dTV」に対応し、テレビ1台で豊富なコンテンツを楽しめる。