デジタル家電

ベルリン・フィルと提携 パナソニック

【2016年09月12日】

 パナソニックは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ベルリン・フィル)と、4K・HDR・ハイレゾ技術を活用して、コンサートホールにおけるライブ体験を、家庭や車室内でも体験できる技術開発を協業して進めることで基本合意したと発表した。
 協業の詳細については、今後、両者で検討を進めていくが、パナソニックは、ベルリン・フィルのインターネット・コンサート映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」の、4K・HDR映像およびハイレゾ・オーディオへのアップグレードを支援する。これにより、ベルリン・フィルの演奏をより高い解像度で再現し全世界に配信することが可能となる。
 「デジタル・コンサートホール」は、ベルリン・フィルのコンサート映像を配信する高品位なストリーミング・サービス(有料)で、400本以上のコンサート映像と、1000曲を超える楽曲がアーカイブにアップされている。現在進行中の「ベルリンフィル 2016~17年シーズン」ではライブ中継が予定される。また、教育プログラムやベルリン・フィル関連のドキュメンタリー、アーティスト・インタビューなど、貴重なコンテンツを豊富に揃えている。
 このような高品位ストリーミング・サービスの需要は、近年、高まりを見せており、パナソニックでは、車室向けのエンターテイメントとして重視している。今回の協業でも、車室内空間を最高のコンサートホールへ変身させる可能性を探る。
 一方、ベルリン・フィルでは、パナソニックのハイエンド・オーディオ・ブランドである「テクニクス」と協業して、デジタル技術や音楽配信技術から、テクニクスの伝統的な高品位アナログ技術の分野も共同プロジェクトを実施していく。ベルリン・フィルは以前から、録音・録画活動に最先端技術を積極的に取り入れており、パナソニックとの協業でこの取り組みを更に推進する。また、次世代の4K・HDR、ハイレゾ、配信技術でデジタル・コンサートホールの高品位化を図る。
 ベルリンフィルメディアのオラフ・マニンガー代表は、「パナソニックは、我々のビジョンを素晴らしい録画技術でサポートし、実現してくれるだろう。我々はパナソニックと共に未来を見据え、ベルリン・フィルの演奏を可能な限り高いクオリティで、世界中のファンへと届けたい」と述べ、協業に期待を示した。
 また、パナソニックの小川理子氏は、「テクニクスとベルリン・フィルは、『リディスカバリー(再発見)』の精神を共有している。オーケストラが過去の傑作を再生させ、新たに解釈するように、テクニクスも、アナログ・ターンテーブルをハイレゾ・デジタル時代の価値観に合わせていきたい」とコメントした。

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