デジタル家電

ハイレゾ対応カーナビ「彩速」 JVCケンウッド

【2016年09月16日】

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 新製品発表会で説明する新井執行役員常務

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのAVナビゲーションシステム「彩速ナビ」について、ハイレゾ音源対応の「タイプ Z」シリーズから新たに4機種を10月中旬に発売すると発表した。
 新井卓也執行役員常務は9月7日、横浜市内で開かれた新商品説明会で、「彩速ナビは、昨年に業界で初めてハイレゾ音源対応の『タイプZ』シリーズをリリースして、新たなステージへ進化を遂げた。本日発表する4機種は、現行機からモデルの見直しを図り、フルモデルチェンジをした。お客様にカーナビの新しい使い方や楽しみ方をご提案していく」と新製品投入に力を込めた。
 新発売されるのは、「MDV―Z904」「MDV―Z904W」「MDV―Z704」「MDV―Z704W」の4機種。価格はオープン価格だが、市場予想価格はすべて税別で「MDV―Z904/Z904W」が14万円前後、「MDV―Z704/―Z7」が12万円前後を見込んでいる。
 いずれも7型(800×480ドット)のTN液晶を装備し、地上デジタル放送のフルセグ/ワンセグ受信やDVD/CD/SD/USB再生に対応している。また、「MDV―Z904W」と「MDV―Z704W」は、200㍉のコンソールに対応したワイドモデルで、新開発の完全フルフラット静電タッチパネルを搭載。フルフラットな画面に浮かび上がる各種操作キーを備えている。
 オーディオ機能は、WAVやFLACの192kHz/24bitまでハイレゾ再生が可能で、車内でも録音スタジオのマスター音源に迫るクオリティーで、臨場感豊かな音楽が楽しめる。
 また、オリジナルの高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、ビット拡張や周波数帯域拡張、波形補正などを行い、録音時に失われた信号成分を補完する。これによりCDやMP3などの非ハイレゾ音源からハイレゾ音源まで高音質化してマスター音源のクオリティーに近づける。
 ほかに、信号劣化が少ない、高速で高品位なデジタル伝送を実現する「ジッターレス信号処理システム」も搭載して、非ハイレゾソースのデジタルデータもDSP処理により192kHz/32bitにアップコンバートする。さらに、AKM製32bitプレミアムDACで再生して、音楽だけでなく動画再生もより高音質で楽しめるようになった。
 ナビ機能では、高精度で安定した位置を検出する高精度測位環境補正プログラムを搭載。さらに、デジタル式のジャイロ・加速度センサーを搭載したことで、ノイズの影響を低減し、正しい値を出力し続けて自車位置のズレを防ぐことに成功した。
 ほかに、到着までにかかる時間や距離、道幅、渋滞回避など、さまざまな条件について優先度を設定できる「マイルートアジャスター機能」や、案内ポイントまでの距離をカウントダウン表示する「新・ここです案内機能」、自車周辺の詳細地図をすばやく確認できる「ワンタッチルーペ案内機能」、「車両メンテナンス機能」、スマートフォン感覚で文字入力ができる「携帯キーボード入力機能」なども搭載している。
 オートモーティブ分野市販事業部商品企画統括部スペシャリストの渋谷英治氏は「今回の新モデルは、『タイプZ』のプレミアム感を最高レベルまで引き上げた製品。最高の機能と音質を提供する」と自信を見せた。
 また、グループ会社でハイレゾの配信サービスも行う、ビクターエンターテインメント ビクタースタジオの秋元秀之氏は、毎年倍のペースでハイレゾの市場規模が拡大していると予測し、「当社の実績でも2014年から15年にかけて増減比が239パーセンだった。ハイレゾのソフト市場は今後更に伸びるだろう」と述べ、今回の新製品発売により、ハイレゾ市場を更にパワーアップさせていきたいと展望を語った。

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