座るだけで体幹トレーニングができる パナソニック
【2017年03月01日】
▲ (左から)川治課長、小田教授、木場氏
▲ 「コアトレチェアEU-JC70」
▲ 筋電図モニタリングによる実演の様子
発売に先駆けてプレス向けセミナーが開かれ、開発担当者によるプレゼンや、筋電図モニタリングをつけながらの実演が行われ、体幹部の筋肉が効果的に運動している様子が披露された。
「コアトレチェア EU―JC70」は、V字に動き揺れる座面に対し、反射的にバランスをとろうとする力によって体幹(コア)トレーニングができるチェア型のトレーニング機器だ。
体幹トレーニングの第一人者であるプロトレーナーで、コアトレチェアを監修した木場克己氏は、「インナーマッスルを鍛えるには知識を持ったトレーナーがいないと難しい。正しい知識を持ってトレーニングをするのが重要だ」と述べ、自身が監修した「コアトレチェアでは全身を鍛える「全身コアトレ」のほか、くびれをつくる「おなか・ウエスト」、下半身を集中的に鍛える「下腹・骨盤底筋」の3つのコースに、それぞれ「強」と「弱」がある6つの自動コースを設定。初心者でもいすに座っているだけで本格的なトレーニングが受けられるとPRした。
実演では、筋電モニターを付けたトレーナーによるデモが行われた。筋電モニターには、コアトレチェアの運動に合わせて、体幹近くにあるインナーマッスルが刺激され鍛えられている様子が表示。音声ガイドに従って体勢を変えると鍛える筋肉も変わり、コース設定による高い運動効果が示された。
開発を担当したパナソニックアプライアンス社ビューティ・リビング事業部の川治久邦課長は、「プログラム自体、メリハリのあるトレーニングが中心となっていて大きな効果が見込まれる」と説明。また、大阪電気通信大学医療福祉工学部理学療法学科・小田邦彦教授は、コアトレチェアについて「骨盤を傾けて、正常な姿勢からずらすことで、反射運動を誘発させている。骨盤をしっかり支えて、つかむエアバッグがあり、安定性も優れている。ほかにはない機器」と話した。