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世界初、印刷方式有機ELを製品化 12月5日より出荷開始 JOLED

2017125日】

写真 1
開発した有機ELパネル

 JOLED(東京都千代田区、東入來信博社長)は、RGB印刷方式による有機ELパネルを世界で初めて製品化し、12月5日より出荷を開始したと発表した。
 出荷を開始した製品は、21.6型4K高精細の印刷方式有機ELパネル。同社は2015年の発足以降・印刷方式による有機ELパネルの研究開発、量産技術の確立を進めており、今年4月から開発品のサンプル出荷を開始。製品の完成度や生産性の検証において必要とされるレベルを実現したことから、製品としての出荷を開始した。同製品は医療用モニターへの採用が決まっているほか、さまざまなアプリケーション向けに順次出荷される。
 有機ELパネルの製造方法として、同社は独自の「RGB印刷方式」を開発。大画面に均一に一括塗布する設備技術・プロセス技術の実用化とともに、光取出し効率が高い独自の「トップエミッション構造」により、優れた色再現性や広視野角を実現。同社は「これからも、先進のデバイスにより『ワクワク』と『感動』に溢れた世界を実現するという目標に向け、有機EL分野におけるリーディングカンパニーを目指して挑戦をし続けてまいります」と話している。
 製品出荷開始にあたり同社代表取締役の東入來信博氏は「創業3年目で、ついに当社のRGB印刷方式による有機ELパネルを製品出荷できることを、たいへん嬉しく思います。今後は製品展開を加速し、お客様のニーズにあった有機ELパネルの提供を進めるとともに、当社の技術と製品によって世界の有機EL市場に革命を起こしてまいります」と話している。
 有機ELパネルは、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自然発光型ならではの高い画質特性を有している。さらに、薄型・軽量で低消費電力を両立するなどの長所を併せ持つことから中型パネル市場において、医療用やゲーム用モニター、車載用途など、幅広い分野で新たな用途を創出する次世代ディスプレイとして注目を集めており、有機ELパネル市場は2021年まで年平均22%で成長を続け、400億円ドル市場に成長するとの見方もある。
 同社は有機ELパネルならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究、開発、製造を行う企業で、有機ELパネルの量産開発加速および早期事業家を目的としてソニー・パナソニックの有機ELパネルの開発部門を統合し、2015年1月に設立された。

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