デジタル家電

カレンダー機能や家電とも新たに連携 4Kチューナー内蔵液晶テレビなど発表 シャープ

2018927日】

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「AQUOS 4K」(60V型)

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「COCORO CALENDAR」にも対応

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AQUOS 4Kレコーダー「4B―C40AT3」

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4Kチューナー「4S―C00AS1」

 シャープは9月27日に都内で記者会見を開催し、12月より放送を開始する「新4K8K衛星放送」の4K放送に対応するチューナーを2基内蔵したAIoT対応の液晶テレビ「AQUOS 4K」3機種を11月17日より順次発売すると発表し、また4K放送対応のチューナーを内蔵したUltra HDブルーレイレコーダー「AQUOS 4Kレコーダー」2機種および4K放送対応のTVチューナーを11月24日より発売すると発表した。
 「AQUOS 4K」は上位モデルの60V型「4T―C60AN1」および50V型「4T―C50AN1」と、エントリーモデルの45V型「4T―C45AL1」の3機種で構成。
 同機には4K放送対応のチューナーが2基内蔵しているため、外付けHDDと接続することで4K放送の録画をしながら同時に別の4K放送を視聴することも可能となっている。
 映像は8K対応液晶テレビ向けに開発したアップコンバートの映像処理技術を採用した画像エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO」や広色域技術の「リッチカラーテクノロジー」、映像の精細さを高める「4Kマスターアップコンバージド」を搭載。最適な高精細処理により地上デジタル放送から4K放送まで高臨場感に表現され、4K放送で採用される色域(ITU―R BT・2020)に迫る豊かな色彩を楽しむことができるほか、「HDR10方式」に加えて4KHDR規格の「HLG方式」にも対応している。
 音響は、上位モデルには音声を前方に導くリフレクター構造とスピーカーネットをなくした全面開口の新機構「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を搭載。前向きツイーターや本体背面に内蔵したサブウーファーとの組み合わせにより、低域から広域まで高臨場感の表現を行えるほか、オンキヨーの音響技術が取り入れられており、特定のポイントの音圧変化のみを補正するのではなく、空間全体の音響パワーの変化を捉えて補正する「Eilex PRISM」と、高性能なデジタルフィルター「VIR Filter」を採用することで、広帯域の高精度な補正が可能となる。
 パネルは映り込みを抑える「低反射パネル」と、画面角度を左右に調整できる回転式スタンドを採用。上位モデルには屈折率を徐々に変化させることで映り込みを抑えながら艶やかな黒も表現する「N―Blackパネル」を搭載している。
 また、同機に搭載するAIoTサービス「COCORO VISION」の新機能、「COCORO CALENDAR」にも対応。リモコンや音声入力でスケジュールをカレンダーに記入することができるほか、Jorteが提供するカレンダーサービス「ジョルテッシモ」と連携しており、自治体やイベント主催者など約1万7000団体からイベント等の情報が提供され、同様にリモコンでスケジュールを記入することができ、スマートフォンと連携することで外出先でも確認することができる。
 また、Googleアシスタントにも対応し、リモコンのマイクを使用して音声で同社の空調や調理家電にもテレビ視聴をしながら「空調の起動」や「レシピ表示」といった指示することもできるようになっている。
 価格はオープン価格だが、市場想定価格は「4T―C60AN1」が28万円前後(税別)で「4T―C50AN1」が20万円前後(税別)、「4T―C45AL1」が15万5000円前後(税別)で、発売日は「4T―C45AL1」のみ12月22日からの発売となる。
 「AQUOS 4Kレコーダー」は、4TBHDDの「4B―C40AT3」と2TBHDDの「4B―C20AT3」の2機種で構成。
 HDDに録画した番組はブルーレイディスクにダビングでき、4K番組にも対応。ほかにも「Ultra HDブルーレイ」の再生にも対応しており、従来のブルーレイディスク以上の高解像度や高輝度・広色域の映像を楽しむことができる。
 録画リストや番組表の文字は4Kテレビに適した文字フォントが採用されており、細かい文字も見やすく高精細に表示することができるほか、番組説明の画面には番組や出演者の情報を画像付きで表示するため、より快適に番組を探すことができ、色分けや文字の大きさ・濃さは細かくカスタマイズ可能。ジャンルごとに色分けされた中から「スポーツ」のみを強調するといった機能も搭載している。
 また、HLG方式に対応していないテレビでもHDR映像を楽しむことができる「HLG→HDR10変換」機能を搭載し、新作連続ドラマを4週間分自動録画する「ドラ丸」、耐塵対策や光学性能を改善することでドライブの耐久性を向上させる「ホコリシールドBDドライブ」、スマートフォンなどで外出先からでも番組検索や録画予約を行える「AQUOSリモート予約」など様々な機能を搭載。録画番組の再生時に表示される録画リストでは高精細な18個のサムネイルとタイトル名などの文字に4Kテレビに適した文字フォントを採用した「4K録画リスト」で表示され、サムネイルは音声付で動画再生されるので、番組内容を簡単に確認できるようになっている。
 価格はオープン価格だが、市場想定価格は「4B―C40AT3」が14万円前後(税別)で「4B20AT3」が11万円前後(税別)。
 4Kチューナー「4S―C00AS1」は、別売りの外付けのHDDと接続することで4K放送を録画可能となっており、「AQUOS」シリーズのテレビと組み合わせることで遠隔操作が行える「AQUOSファミリンク」機能にも対応。テレビのリモコンだけで同機のおおよその操作が可能となるほか、6月以降に発売した4K対応テレビ「AQUOS AM1ライン」なら、同機リモコンの「+4Kボタン」を押すことで同機を接続した入力端子に切り替える可能なため、チューナーを内蔵しているような感覚で使用することができる。
 ほかにも、「HLG→HDR10変換」機能や、「4Kビジュアル番組表」「4K録画リスト」にも対応している、
 価格はオープン価格だが、市場想定価格は3万2000円前後となっている。
 記者会見に登壇した同社スマートTVシステム事業本部本部長代行兼スマートTV開発センター統轄部長の加藤直樹氏は、4K8Kテレビの市場動向として、2018年度から2020年度にかけて液晶テレビの販売台数が大きく伸長し、それに伴って新4K8K衛星放送対応のテレビの販売台数も増加するとともに、BDレコーダー需要に対してUltra HDブルーレイ対応機が約50%程度まで拡大することを見込んでいることから、「2020年度までに国内テレビシェア40%を目指してNo.1の座を確固たる物とするとともに、ブルーレイレコーダー市場全体のNo.1を目指していきます」と話している。
 また、人工知能と家電製品との連携を図る〝AIoT〟の取り組みを重点的に強化する同社は、昨年には人感センサーにより自動でテレビを起動して、番組の視聴傾向に合わせてお勧め番組をレコメンドする「COCORO VISION」サービスをテレビで展開しており、新機能となる「COCORO CALENDAR」やGoogleアシスタントにも対応したことについて加藤氏は「『COCORO VISION』は生活に役立つサービスも提供できるように進化します。また、テレビ・スマートフォン・生活家電全てを展開している当社だからこその、AQUOSを中心とした家電連携を積極的に展開し、お客様のスマートライフをサポートしてまいります」と話した。

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