特集

ケーブル技術ショー パナソニック

【2016年08月29日】

写真
     パナソニックのブース

 パナソニックは、「AmazingEvolutioninCableTechnology~パナソニックと創る放送と通信の融合サービス~」をコンセプトに、「ケーブル技術ショー2016」に出展した。
 今回は、(1)映像“超”進化ソリューション、(2)放送通信融合ソリューション、(3)ケーブル局様向けソリューション、(4)STBラインナップの4つのコーナーを設け、様々な機器を実機展示した他、多様なソリューションを紹介した。
 まず、映像“超”進化ソリューションでは、8月から試験放送が開始されるのに合わせて、8Kをケーブルで伝送するソリューションを参考出品した。高度BSデジタル再送信に対応したトランスモジュレーションシステムで、256QAM/64QAM伝送設備を利用する複数伝送波伝送方式を利用、16APSKの復調からQAM変調までオールインワンを実現する。
 ブースには、BS左旋8K用、BS ch用、17BS右旋用のトランスモジュレーション装置を実機展示した。まだ商品化検討中の段階としているが、このように実機ベースで同装置を展示したのは、メーカー系では同社だけだったと思われる。製品化の時期については、2018年の本放送開始前としている。
 また、2016年2月より発売を開始した4K対応HDD内蔵STB「TZ―HXT700PW」を2台実機展示し、ケーブル4Kだけでなく、IPベースの4Kアクトビラや4Kみるプラスの番組を再生し、高精細で臨場感ある4K放送を体感してもらうデモも行っていた。
 放送通信融合ソリューションでは、ザッピングポータルを紹介した。テレビ起動時に毎回表示できるケーブルTVならではポータルで、リモコンの上下左右の矢印操作と決定ボタンで簡単に操作できる。ポータル画面は、機能アイコンやCUPアプリを6×6のセルに任意に配置が可能。すでに、複数のケーブルTV局に採用されており、ブースでは実際のポータル画面と同様のサイトを用意し、来場者が触れられるようにしていた。マルチ画面をフルに活用している局や、自主映像を前面に打ち出している局、シンプル・簡単操作を目指す局など、それぞれの個性が強く出ていた。
 また、参考出品だが、マインドマップによる視聴体験を紹介した。新しいGUIを搭載、検索ワードを入力するだけで、ライブ放送、録画番組、放送予定、ネット動画などを区別なく探索し、関連する番組を表示する。ここでポイントとなるのは、番組名や出演者など具体的ものではなく、“キュンとする”や“わくわく”など情緒的なキーワードを採用することにより、興味の連鎖で面白い番組と出会う楽しみを提供するもの。さらに、Hybridcastを応用したスポーツ中継やコミチャン見逃しVODシステムなども紹介していた。
 ケーブル局様向けソリューションでは、STBリモートクラウド、4K映像クリエイティブソリューション、ホームネットワークシステムなど、ケーブル局の業務をサポートするシステムを展示した。STBリモートクラウドは視聴状態収集サービスで、すでに湘南ケーブル等 局以上で採用20されており、数万台規模のSTBのデータが収集できる。ユーザーが実際、どのようにテレビを視聴しているかを可視化している。
 例えば、平日の朝は地上波が圧倒的に多いが、午後はBSやCSの視聴が増加する。一方。休日はBSやCSの比率が高まる時間帯が、平日に比べ早いなどが、一目でわかるようにしていた。ここまで詳細なデータ分析はこれまでほとんどなかったという。これにより、ユーザーの動き(視聴傾向)を把握することができるため、それに合わせた番組編成が可能になる。
 この他、STBの最新ラインナップとして、4K対応の「TZ―HXT700PW」をはじめ、HDD内蔵の「TZ―HDT620PW」、HDDを搭載しないベーシックタイプの「TZ―LT400PW」を実機展示。各新機能(裏番組表示、各種アプリ、リモート視聴等)の実演も行っていた。

特集一覧へ  トップページへ