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国土交通省の無線通信システム 水防・道路用無線通信の現況

【2016年09月14日】

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  Cバンドレーダ雨雪量計サイト

 国土交通省の無線通信システムは、洪水、地震等の災害時においても高い信頼性を維持し、災害情報の収集・伝達・提供を可能とすることで、迅速で的確な災害対策に寄与している。
 無線通信システムは、様々な状況に対応するため多様なシステムで構成されているが、主要なシステムとしては、国土交通本省及び地方整備局本局、事務所、出張所等を相互に結び基幹通信路を構成する「多重無線通信設備」、河川や道路等のパトロールや被災現場の状況を迅速に伝えるための「移動通信設備」、災害現場からの映像伝送及び緊急災害対策派遣隊(TEC―FORCE)等による自治体支援において臨時回線として用いられる「衛星通信設備」、水文や気象等を常時観測するための「レーダ雨(雪)量計システム」や「テレメータ観測システム」、ダムや堰(せき)での洪水調節時等に河川利用者へ注意喚起を行う「放流警報設備」などが運用されている。
 その他、情報提供を行う無線通信システムとして、ドライバーに対して路側に設置した電波ビーコンを経由して災害による通行規制などの各種交通情報を提供する道路交通情報通信システム(VICS:Vehicle Information and Communication System)、道の駅等に設置したITSスポットサービスを利用して災害情報や広域な交通情報、安全運転支援情報等を提供する高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)、トンネル内での事故・火災やトンネル外の事故などの情報をAMまたはFMラジオへ緊急割込放送を行い、トンネル内を走行している車のドライバーに対して注意喚起をするためのラジオ再放送設備等がある。
 これらのシステムは、耐震性の強化や停電対策を施し、災害時の信頼性を確保している。

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