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可搬型官位FM放送システム 可搬型FM放送装置を全国に多数納品 MTS&プランニング

【2016年09月28日】

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      可搬型FM送信装置

 MTS&プランニングが展開する可搬型FM放送装置(Transportable FM broadcasting equipments)は、震災や台風災害などの緊急災害時に対応する「臨時災害放送局」のシステムだ。
 可搬型FM放送装置システムの特長は、送信機・ミキサー・マイク・CF・アンテナ等を一体化した構成であること。システム構成は放送装置(総重量およそ40㌔㌘)▽収納ラック▽ステレオ送信機▽放送用ミキサー▽録音再生機▽マイクロフォン▽ヘッドフォン▽電源ユニット▽入力端子盤▽プロセッサー。アンテナ装置が▽ダイポール型アンテナ▽アルミポール▽マスト基部固定台座▽同軸ケーブルとなっている。
 特に、可搬型FM放送装置に標準装備されているFM送信機は、MTS&プランニングが取り扱うイタリア製のRVR社製。同社製品は、コミュニティFM送信機のパイオニア機で、AMラジオ局のFM補完に最適な同期放送にも対応したFM送信機だ。コミュニティ放送局への送信機としての納入実績がトップクラスで、全国の多くのコミュニティ放送局に納品されている。世界的規模で人気のあるFMトランスミッターの中で、RVR社の専門知識を活かしたPTXシリーズのエキサイターは多くのラジオ放送に携わる現場技術者の専門的ニーズに対応するよう設計されている。オーディオ性能としては、CDの音質と同等である。
 東日本大震災において、被災者のためにラジオで地域に密着した有意義な情報を届けた 「臨時災害放送局」は、28自治体30局で開局した。そのうち、MTS&プランニングの開局サポートした局は15局にのぼる。なお、最近の可搬型FM放送装置の導入事例では自治体の埼玉県所沢市に納品している。
 震災時のFMラジオの有効性は総務省も評価しており、臨時災害放送局の開設に関わる手引き書なども発行されているところだ。このように新たに臨時災害FM放送局を立ち上げる時も、即時に開局(開局時には総合通信局に相談し免許申請が必要)が可能。既存のコミュニティ放送局でスタジオ・送信所が災害で機能が失われても、このシステムがあれば、放送が可能なシステムである。

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