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「ケーブルフェスタ2016」 10G-EPONシステムに注目 住友電気工業

【2016年09月30日】

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        ST4173

 住友電気工業は、「ケーブルフェスタ2016」に出展し、10G―EPONシステム、集合住宅高速化ソリューション、ONU、ケーブルモデムなど宅内端末類を展示する。ブース番号は「A―8」。
 出展製品は次の通り。▽高速10G―EPONシステム 10G―EPON OLT「FSU7100」▽IEEE802・11ac無線LAN対応ケーブルモデム「BCW720J」(「DOCSIS3・0」+Wi―Fiルータ)及び「BCW620J」(「DOCSIS3・0」)、「DOCSIS3・1」ケーブルモデム(参考出展)▽プライマリー電話対応eMTA「SVC―3700」▽通信用光受信機(D―ONU)「BFW200」(1G+Wi―Fiルータ)、「BFW6011」(1G+Wi―Fiルータ(無線高速化および遠隔制御対応、参考出展))、「FTE7553―BAX」(家庭用10G、参考出展)▽放送用光受信機(V―ONU)「BNX1037SN」(2・6GHz)▽4K対応IPセットトップボックス「ST4173」▽集合住宅高速化ソリューション(DOCSIS EoCシステム)「BCMC1000」。
 住友電気工業の10G―EPONシステムは、国内・米国CATV市場でトップシェアの納入実績を誇る。10G―EPON OLTはニーズに合わせ大規模向け「FSU7100」、小規模向け「FSU7102」の2機種をラインアップ。同社の10G―EPONシステムは、1G D―ONUと10G D―ONUの同時接続および128分岐対応により、構築コストの低減を実現する。マイグレーションとして既存1G―EPON環境から10G―EPON環境へは、10G OLT、G―EPON管理サーバの導入で移行可能だ。
 10G―EPON OLT「FSU7100」は、大規模向け19インチラック搭載型。10U筐体に1G PON―IFを最大160ポート、10G PON―IFは最大128ポート収容できる。1G/10G 2タイプの回線カードを互換収容。10G回線カードは1G D―ONUと10G D―ONUの同時接続・運用が可能でかつ、128分岐に対応。1G回線カードは64分岐。冗長可能な高性能L3スイッチ内蔵により、信頼性向上・集約スイッチ不要・配線材低減・省スペース化を実現。米国CableLabs規格の「DPoE」仕様準拠により、他社「DPoE」準拠端末との相互接続や既存「DOCSIS」プロビジョニングシステムの有効活用が可能だ。
 伴泰次ブロードネットワークス事業部企画推進部担当技師長は次のように述べた。「ケーブルフェスタが開かれる東海地区は、全国でも特にFTTH化が進んでいます。東海地区ではすでに、1GbpsレベルのFTTHから10Gbpsへいかに移行させていくかが大きな課題となっていますので、今回の展示会・セミナーを通じて、住友電気工業の10G戦略を広く訴求していきたいと考えています。ケーブルテレビ事業者様にお聞きすると、4K/8Kを含む高度BS放送への対応と比較して、直近の投資すべきテーマは『伝送路のさらなる高速化』との声が多いことから、もっと積極的に10G化への流れを当社でつくっていきたいと思います」。
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 4K対応IPセットトップボックス(STB)「ST4173」は、IP放送(ケーブル4K、4K自主放送)対応。グーグルが提供するテレビ向けOS「Android TVTM」をOSに採用した。伝送方式はIPv4 Multicast TS/RTP。DRMはMarlin IPTV―ES方式。EPG(番組表)表示は8日分。ネットワーク経由ファームウェアアップデート機能を搭載した。
 一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟が昨年12月に開局したケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」に対応している。自主放送をIP放送で行いたいというCATV事業者向けに、専用のIP放送サーバも用意した。
 「8月1日に8Kの試験放送が始まりました。一方、ケーブルテレビ業界が高度BS放送対応をどう行っていくかがより注目されています。高度BS放送への対応には3通りあります。ひとつは、『BS―IFパススルー方式』。2つ目は『高度BS放送トランスモジュレーション方式』。こちらに対応するデジタルヘッドエンド装置を当社は開発中です。3つ目はIPによる映像送出です。当社の4K対応IP―STBは、8月後半から市場に出荷できる体制になりました。ここにきて、事業者様からIP放送の問い合わせが増えてきました。展示会・セミナーでは『ヘッドエンドから端末までトータルシステム開発することで、お客様設備のスムーズな稼動を支援する』住友電工の高度化CATVシステムの全体像を紹介します」(同)。

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