特集

ケーブルフェスタ 運用保守サービスを参考出展 パナソニック

【2016年10月21日】

写真 写真
   ▲ 「TZーHXT700PW」        ▲ 取材をした木村氏
   写真 写真
    ▲ パナソニックのブース     ▲ 運用保守サポート
   写真 写真
     ▲ 4Kの映像を紹介      ▲ ザッピングポータル

 パナソニック システムネットワークスは、「ケーブルフェスタ2016」に出展し、パナソニックが提供するデジタルCATVソリューションとして、運用保守サポート、ザッピングポータル、TS対応版4K―STBを展示した。
 双方向STBクラウドサービスである運用保守サポートは加入者宅を訪問すること無しにSTBの状態監視や操作・設定が可能だ。ザッピングポータルは、STB起動時に表示されるポータル画面から各チャンネル、アプリサービスを簡単に選択できる。展示会では、運用保守サポートとザッピングポータルのデモンストレーションを中心に便利機能や新サービスを紹介した。また、ケーブルテレビ4K放送のソリューションとして、TS対応版4K―STB「TZ―HXT700PW」による4K映像デモに加えて、4Kアクトビラなどケーブルテレビにおける4K活性化に向けた商品展開を紹介した。
 パナソニックは、STBリモートクラウドサービスを提案している。展示ブースでは、『STBリモートクラウド(運用保守サポート)』を参考出品した。ポイントは▽チューナー受信レベル・エラー表示など、STBの動作履歴を把握▽リモートで、加入者のSTB画面を確認しながらSTBを遠隔操作にも対応。
 設置後も同社製STBを安心して利用してもらい、ケーブルテレビ局のサポート業務の効率化を図るための機能で、STBの状態や操作履歴、設置状況をサーバーに自動蓄積。これをサポートセンターで確認して、リモートでSTBを操作・設定を変更する。
 取材した木村元・パナソニック システムネットワークス中部社CATV係係長は「運用保守サポートは、双方向になっているSTBの状態をサポートセンターで確認して、運用保守を行うサービスです。STBのチューナー受信レベルやエラー表示などいろいろなログデータを遠隔で取得することで、加入者宅に直接行かなくてもその状態がわかるものです。例えば、受信レベルがゼロだったら信号が〝抜けている〟。あるいはエラーメッセージも過去に遡ってわかりますので『昨日の夜は映らなかったが、今は復旧している』といった声にも、エラーメッセージで正確な発生時間や現象がわかる。もちろん、遠隔操作で、STBのリセットやチャンネルの変更といった操作も可能です。それから、お客様のSTBの今の状態が画面キャプチャーで取得できます。なかなかSTBの操作を電話で説明してもわからない加入者の方には、お宅に伺うことになりますが、運用保守サポートでそれを減らすことができて、結局、現場に行くことになっても、どういう状態なのかわかっていれば、持っていく機材などが事前にわかります。現在は参考出品ですが、少子高齢化が進むなか、こういったサービスが非常に重要になってくると思いますので、前向きに事業化を検討していきたいと考えています」と述べた。
                         ◇   ◇
 『ザッピングポータル』のポイントは、CATV局で自由にデザインできる点。▽機能アイコンを6×6の各セルに任意に配置可能▽複数セルを結合し、おススメ機能を大きく訴求▽チャンネル・機能を、まとめてサブメニューを表示▽設定・変更はクラウド経由でいつでも、どこからでも。
 同社では、ポータルサービスの効果について『ポータルサービスを導入することで、加入者様のCS多チャンネルの視聴・録画が大幅に改善しているデータも出ている』という。具体的には、『ザッピングポータル』ではSTBの電源をオンすると、最初にマルチ画面の中のコミュニティチャンネル画面にカーソル指定が出るので視聴率アップにつながる。また、CSチャンネルの露出度アップで〝気づき〟の機会を増やす。
 さらに、『ザッピングポータル』利用履歴と視聴状態収集で効果測定、分析が行える。具体的には、ザッピングポータルのメニュー選択回数とSTB視聴状態収集のデータを分析。ポータルから選択できるCSチャンネルの視聴率アップ効果を確認できる。導入しているサービスの利用状況の把握が可能になる。 
 木村氏は次のように述べた。「『ザッピングポータル』は、CATV局様がお好みのデザインでポータルサイトをつくっていただけます。お気に入りチャンネルの選局、おすすめの番組、ジャンル選択、アプリ等でご希望に沿ったデザインが行えます。リニューアルももちろんできますし、6×6の各セルを好みに配置して色の変更も簡単。電源を入れたら必ずCATV局様のポータル画面が現れますので、最後に選局したチャンネルがどのチャンネルであったとしても、次に電源オンしたら局様のお知らせや伝えたいことが画面に出てくるというものです」。
                         ◇   ◇
 同社の4K対応HDD内蔵CATVデジタルセットトップボックス「TZ―HXT700PW」は高精細で臨場感のある4K放送(TS方式)に対応、4K―VOD(アクトビラ・みるプラス)にも対応する。カメラやムービーで撮ったSDメモリーの4K素材(HEVC)も再生可能。Hybridcast上でサービスされる4K動画の再生にも対応する。さらに、BS17ch試験放送(再放送)の受信にも対応予定だ。
 具体的には、「TZ―HXT700PW」は、「ケーブル4K」をはじめとした高精細で臨場感のある4K放送(TS方式)を楽しめる。4Kネット動画対応。各種ビデオ・オンデマンドやネット動画にも対応。豊富な4Kコンテンツを楽しめる。大容量2TBのHDDを内蔵し、4K放送約110時間の録画が可能。外付けUSB―HDDで録画容量の追加もできる(最大3TB)。フルHDで約180時間、4Kで約110時間録画可能だ。裏番組も同時録画。トリプルチューナー搭載で、1番組を視聴しながら裏番組を2つまで録画できる。
 HTML5に対応。「Hybridcast」対応では、リモコンのdボタンで、Hybridcastが起動。最新ニュースや番組に関する情報などを手軽に視聴できる。さらにスマートフォン、タブレット専用アプリ「CATV Hybridcast Player」を使えば、番組の連動情報を手元で見ながら楽しめる。ホームネットワーク機能で、STBのない別の部屋でも放送中の番組や録画した番組を視聴できる。リモート視聴機能で、放送中の番組や録画番組を外出先のスマートフォンやタブレットで視聴できる。インターネット環境のない場所でも、外出前にSTBに録画した番組をスマートフォンやタブレットに保存して持ち出すことができる。
                         ◇   ◇
 木村氏は「ケーブルフェスタ2016」の来場者に向けて「東海地区のCATV局様には、当社の展示物を見ていただき、ハードディスク対応STBや双方向STBのメリットを感じていただいて、今以上にHDD対応STB、双方向STBの台数を増やしていただきたいと思っています。そちらの方が、お客様の満足度が高くて解約率も低いことが数字に表れていますので、長期的な経営ビジョンのために比率を高めていただきたいと思います。4K対応も同様に長期的視野でみたら、必ず力を入れていく事業になるので、今から先手を打っていただきたいと提案しています」と述べた。

特集一覧へ  トップページへ