特集

CEATEC JAPAN レポート マルチホップ通信機能装備した「HD-PLC」最新技術 パナソニック

【2016年10月31日】

写真
      パナソニックブース
写真

 パナソニックブースは、昨年までは別出展としていたデバイスブースと合同で出展し、「IoTが変える暮らしやビジネス」をテーマに、商業空間や住空間においてテクノロジーが生活を変えていく姿を体感できる「空間提案エリア」と、来場者との共創を目指して開発中のIoT関連技術を紹介する「技術・デバイスエリア」、パナソニックのオリンピック・パラリンピックへの取り組みを紹介する「オリンピック・パラリンピック発信エリア」の3つのエリアで構成し、IoT技術などを紹介していた。
 「技術・デバイスエリア」では「線あるところはHD―PLCでつなごう」をコンセプトに、IoT基盤技術として、既存の電力線を用いて高速通信を行う「HD―PLC」のマルチホップ通信機能を実装した最新技術を紹介。
 パナソニックでは、10年ほど前から高速電力線通信に取り組んでおり、今回はHD―PLCにマルチホップ通信機能を追加して、新たにIoT向けに進化させた。担当者によると「HD―PLCは、コンセントにつけるだけでどこでも通信でき、無線通信とハイブリットで使うことで、無線通信の不安定な要素をカバーし、安定した通信が可能」とメリットを強調。また、マルチホップ通信機能を搭載したことで、従来のシステムでは200~300メートルまでだったカバー範囲が、マルチホッピングさせることで、バケツリレーのように数キロ先まで利用することができるとした。
 「有線であれば同軸線やツイストペア線、電話線、テレビ線などどんな線でも適用できる。既設の建物も電力線は必ず入っているので、新たにIoTネットワークを導入するうえで最適だ。消費電力が無線よりも低いのも長所で、今後は、ビル、プラント 工場、スマートロード、スマートグリッドなど幅広い分野で活用できる」
 また、「空間提案エリア」の商業空間では、カメラや店舗のPR映像など、多数の映像を画面上で同時に見ることができる「マルチ動画配信システム」や、照明・ディスプレイ等の光にスマートフォンをかざすだけで、様々な情報をすばやく簡単に取得できる「光IDソリューション」、高画質スクリーンに変化し、ショーケースのガラスに映像や情報を表示してサイネージとして活用できる「透明スクリーン」、ガラスに映像投影を可能にする透明フィルムを貼り映像を背景と重ね合わせて投写できる「ウィンドウARプロジェクション」など多数の技術を出展し、多くの来場者が訪れた。

特集一覧へ  トップページへ