特集

Inter BEE 2016 「放送業界のニーズに応える」 テクノアセマティカル

【2016年11月16日】

写真
▲ 田中社長
写真
▲ 「WiFi SyncViewer」

 テクノマセマティカル(東京都品川区、田中正文社長)は、3回目となる今回、InterBEE初披露となる「8K/4K 60fps対応 HEVC リアルエンコーダー・デコーダー」と「WiFi Sync Viewer」、「フレームレートコンバータ―」を含む5つの製品やソリューションを紹介する。
 同社は、独自のアルゴリズム『DMNA』を用いた技術開発で豊富な実績と高い評価をもつ。田中社長に改めて『DMNA』について伺うと、「弊社独自のアルゴリズムで、中身は数学です。あらかじめ分かっている数式を省くことで、膨大な計算をしなければならない製品・ソリューションの小型化や省電力化、システムの軽減、コストダウンなどを図ることができます」と説明する。
 今回出展される製品・ソリューションにもこの『DMNA』が活用されている。「8K/4K 60fps対応 HEVC リアルタイムエンコーダー・デコーダー」シリーズでは、新たに「8K/4K 60fps対応 HEVC リアルタイムエンコーダー」がラインアップされた。
 「デコーダーはすでに2年前に完成し、今回の8K対応のエンコーダー完成で、『8K/4K 60fps対応 HEVC リアルタイムエンコーダー・デコーダー』が揃いました」(田中社長)  このエンコーダーは、『DMNA』技術によって、小型サイズで消費電力が少ないことが特長で、通常8K対応製品の消費電力はフルHDの50倍にのぼり、規格も大きくなるが、テクノマセマティカルでは『DMNA』技術で小型化して消費電力を低減した。
 さらにデータ量も『固定長圧縮技術』を採用して帯域を圧縮し、同社が培ってきた画像処理技術を組み合わせることでデータ量を抑えながら8Kならではの高精細映像を実現した。
 「大型のものは開発されていますが、弊社の製品は小型・低遅延・低消費電力・高画質のモデルです。モバイル端末や監視カメラなど、小型カメラを搭載する端末・システムでの8K導入を実現できます」(田中社長)
 「WiFi Sync Viewer」も今回が初出展の新システムで、『DMNA』とWi―Fi機能付きカメラ映像及びPCデータ入力を備えた世界初の映像音声伝送装置となる。最大50台のタブレットにリアルタイムで映像・音声を配信でき、『DMNA』により低遅延・小型・低ビットレートで高画質・低消費電力も実現した。
 電波干渉に強い5GHz帯のWi―Fiが使用され、映像ソースは入力2系統(1080i59/94もしくは1080p30)に対応している。
 「インターネットにつなぐ必要がないので、電源オンだけで50台の端末で映像等の共有ができます。端末が50台あれば、通常は送信機4―5台が必要になりますが、1台でいいというのが最大の特長です。1台ずつ端末を識別してデータを送りますので、教室など教育現場での利用が期待できます」(田中社長)
 グレードアップして登場する「〈高変換レート〉フレームレートコンバータ―」では、「フレームレートコンバーター・120フレーム」が初出展される。アップコンバートしてつくりだされるフレームは、従来の30フレームから4倍の120フレームに増強しており、ブースでは30フレームと120フレームを並べて比較展示する。
 「映像の動きを流れるようにするため、システムが予測しながらフレームをつくっています。また、1フレームに対し3フレームを付け足すので、流れるような動作を映し出し、高精細な映像をくっきりと映し出します。小さなモニターにも対応し、監視カメラだと、軽いシステムで高精細な動画が記録できます。また、VR分野での応用も可能です」(田中社長)  そのほか、「4K60fps/FHD4ch60fps対応H・264リアルタイム伝送システム」や「Tally&Intercom対応低遅延・低ビットレート映像伝送製品」が出展される。
 ユニークで新しい視点から技術革新に挑むテクノマセマティカル。田中社長は出展のねらいを「弊社はIPの会社だと思われている方が多いのですが、放送機器や放送技術を提供する会社だということをPRしていきたいです」と語ると共に、「今まで見たことないような技術をお見せしたい。うちの展示で感動していただけるよう準備していきたい」と笑顔を見せた。
 ブース・8102

特集一覧へ  トップページへ