特集

Inter BEE 2016 4K8倍速スローカメラ ソニー

【2016年11月18日】

写真
小貝肇統括課長

 ソニーは「Beyond Definition ともに創る。ともに進む。」をテーマに出展する。2018年の4KBS実用放送に向けて加速する4K映像制作、それに付加価値を与えるHDR、HFRに対応した商品群やワークフローを紹介する。また、映像・音声信号だけでなく、制御信号もIPで伝送できるIP Live Production Systemや収録・編集からアーカイブまでをカバーするMedia Backboneをはじめとしたファイルベースソリューションを提案する。ソニービジネスソリューションマーケティング部MK1課の小貝肇統括課長は「高付加価値映像と効率的なワークフローの2軸をテーマに込め、『顧客と一緒に新しいコンテンツクリエーションの世界を作り出す』というメッセージを打ち出す」と話す。
 マルチフォーマットポータブルカメラ「HDC―4800」は、4K8倍速及びフルHD16倍速スローを可能にする。従来のスロー用産業カメラはノイズが多く運用も特殊だった。そこでソニーは、「HDC―4300」の操作性をそのままにスロー映像が撮影できるカメラとして、イメージャーから後段のハードウエアを含めた一連のシステムを開発した。「HDC―4800」と組み合わせて使うベースバンドプロセッサーユニット「BPU―4800」にはスローサーバー機能を搭載、機能集約によって機材の設置スペースを省略化できる。また、「HDC―4800」では、「HDC―4300」に使っていたスローサーバー「PWS―4500」と素材共有ができるので、オペレーターを別建てする必要がない。「HDC―4800」は、4Kで8倍速、HDで16倍速のスロー映像が撮影できるので、4KとHDの切替運用「4KforHD」が可能。
 欧米ではライブソリューション系のIP化が盛り上がる中、ソニーは同社が中心となって規格化を進めるネットワーク・メディア・インターフェースを使用した「IP Live Production」を提案。多くのベンダーがアライアンスに参加し、カメラ、スイッチャ、サーバー、また、スタジオサブや中継車などすべての関連機器のIP化を目指している。今回は、ソニーのブースにオールIPのスタジオサブをつくり、アライアンスメーカー6社のブースとIP接続して会場全体でシステムを構築する。
 「4KforHD」を体現した製品として、2/3型CMOSイメージセンサーを搭載した4K対応XDCAMショルダーカムコーダー「PXW―Z450」を展示。従来のカムコーダーと同じ操作性を踏襲してオペレーションでき、4K/HDの切換運用が可能。
 HDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC―4000」は、ソニーが推奨する「4K―HDR S―Log3/BT.2020」のフォーマットで運用する4KライブHDRワークフローで、画質を損なうことなく、コンテンツ配信の用途に合わせた多様なフォーマット変換を、リアルタイムで実現する変換器。ゴルフ中継等で実証実験を重ねて全体の運用フローを考えた。カメラの出力からスイッチャまではS―Log3で行い、配信先に合わせた規格で出力する。S―Log3で撮影して制作するので、カメラのイメージセンサーの能力を最大限に発揮できる。また、「見たまま変換」という機能では、異なるHDR規格に対して変換する場合にS―Log3で見たままの映像をHLGとPQの各信号規格に合わせて変換できる。
 微細なLEDを用いた独自開発の高画質ディスプレイ技術を採用した「CLEDISディスプレイシステム」は、用途や設置場所に合わせて最適な大きさの画面が構築可能で、今回4K2Kで展示する。各LEDの周りが黒色で発光部分が小さいため、消すと真っ黒となりコントラストが取りやすい。
 ブース・4406

特集一覧へ  トップページへ