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InterBEE 2016レポート 6つのエリアで最新技術への取り組みを展示 朋栄

【2016年12月12日】

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▲ 高速度カメラ「FT-ONE-LS」
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▲ IPネットワークのデモ

 朋栄の今回のテーマは、昨年に引き続き「FOR―A World of Possibilities(無限の可能性に向けて)」で、先端技術展示エリア、スタジオソリューションエリア、スタジアムソリューションエリア、制作ソリューションエリア、伝送ソリューションエリア、アーカイブソリューションエリアの全6エリアに区分けし、多数の新製品、ソリューションを展示した。
 先端技術展示エリアでは、12G―SDIやVideo over IP関連製品を展示。主なものとしては新製品の12G―SDI対応ルーティングスイッチャ「MFR―4000」、マルチビューワ「MV―4320/4220」(初公開)の他、シグナルプロセッサ「FA―9600」など。また、Gearbox機能を搭載したルーティングスイッチャMFRシリーズ向けのオプションボードや、12G/3GコンバータMFC―2GB(初公開)も紹介した。Gearbox機能は12G―SDIとQuad Link 3G―SDIの相互変換ができる他、SQD(Square Division)と2SI(2 Sample Interleave)のマッピング形式相互変換が可能。
 また、ソニー/ソニービジネスソリューションと協力し、両社のブース間をIPネットワーク(ソニー NMI方式)で接続。ソニー/ソニービジネスソリューションブースのIP LIVEシステム上で、朋栄のキャラクタジェネレータVWSシステムを運用するデモを実施した。
 スタジアムソリューションエリアは、主にスポーツ向けのエリアで、アリーナ、スタジアム、球場などで使用される映像機器を展示。高速度カメラ「FT―ONE―LS」を実機展示し、空手の演舞によるステージパフォーマンスを実施した。カメラセンサを一新し、暗部ノイズを改善してさらなる高画質化を図っている。さらに、4K/2倍速およびHD/6倍速でスローリプレイサーバへ常時出力が可能。ステージパフォーマンスでは、かなり激しい動きが多かったが、まったくぶれずに動きに追随し、綺麗に撮影されていた。また、場内送出用設備に向けたシステム展示として、スイッチャを中心とした4Kサブシステム、GearLinkによる統合制御・タッチ操作、4Kテロップ装置を活用したスポーツコーダ、ビデオライタ装置などを出展した。HVSー2000とGearLinkの 採用事例として、千葉ロッテマリーンズのビジョンシステムを紹介した。ビデオスイッチャ「HVS―2000」にカメラ映像、リプレイ映像、ビデオサーバ映像、演出映像などを入力し、統合ソフトウェアGearLinkを通じてコントロールし、3面あるビジョン映像と従来からリボンビジョンにAVID社のHDVG4(PowerWall)を通じて出力することで、運用の効率化と演出の向上を図っている。
 スタジオソリューションエリアでは、放送局のサブシステムを想定したシステムとして、ビデオスイッチャ「HVS―2000」専用コントロールパネルに「HVS―3355OU」、ビデオウォール「FLEXaVISION」、カナダDejero社のIP伝送ソリューションなどを展示した。
 制作ソリューションでは、映像制作環境に向けたベースバンド、ファイルベース、グラフィックスの最新ソリューションを展示。
 新製品のビデオスイッチャ「HVS―490」を初公開した他、モジュラー製品の「USFシリーズ」では、新たに1RUサイズのフレームを採用した「USF―105S」を初展示した。「HVS―490」はHANABIシリーズ最新モデルで、4K対応、豊富な入出力、2・5DVE、FLEXaKEYを用いたMELite機能によりM/E相当の列を拡張できるなど、中型モデルながら上位機種である「HVS―2000」の機能を継承している。「USF―105S」は、最大5枚のUSFモジュールを搭載可能なユニバーサルフレーム。この他、8K関連製品としては、NHKと共同開発した8K/4K/HD信号発生器「ESG―8000」や8Kリニアマトリクス色域変換装置「LMCC―8000」、8K字幕制作システム「NeON―SHV」を展示した。
 配信ソリューションでは、フレームコンバータの他に、インジェンストエンコーダ「MXR―400」および4K素材伝送システムを参考展示。アーカイブソリューションでは、LTOビデオアーカイブレコーダ、LTOサーバ、クラウド素材管理システムなどを紹介した。

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