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InterBEE 2016レポート クラウド連携強化OSなどソフトの進化を訴求 EMCジャパン

【2016年12月14日】

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 EMCジャパンでは、大幅に進化したソフトウェアを強力にアピールする展示を行った。
 同社のメディアエンターテイメントに向けたストレージ「Isilon」では、OSに「OneFS」を採用しているが、この度、第8世代となる「OneFS8.0」を搭載した。「OneFS8.0」ではクラウドとの連携機能を強化しており、「Isilon」をストレージとして設置すれば、クラウドと連携し、古いデータを自動的にクラウドに移し、使いたいときはクラウドからすぐに持ってくることができる。同社ではこれを“CloudPools”と名づけ、クラウド上にもデータを蓄積できるというメリットを打ち出している。
 また、同社の顧客である映像制作企業のピクチャーエレメントによる講演も行っていた。ピクチャーエレメントは、今夏大ヒットを記録した話題作を含め数多くの映画の製作やVFXなどを手掛けている。VFXプロデューサーで同社代表の大屋哲男氏などが登壇し、製作秘話や製作現場を支えたストレージとして活躍した「Isilon」の特徴や他のストレージシステムに対する優位性などを語り、多くの来場者が聞き入っていた。
 一方、ハードウェア関連では、「Isilon Xシリーズ」を実機展示した他、オールフラッシュ版スケールアウトNAS「Isilon」の新製品情報のアップデートと、メディアアーカイブ向けストレージ「ECS Dシリーズ」を展示した。オールフラッシュ版スケールアウトNAS「Isilon」は、最大100システム、400ノードをサポート可能で、単一のファイルシステム、単一のボリュームで容量92・4PB、2500万IOPS、最大1・5TB/秒の累計帯域幅を提供する。2017年度中に発売を開始する予定。「ECS Dシリーズ」は、10月に発表した新シリーズで、8サーバ以上で構成し、スレッド当たり14ドライブを搭載する。筐体当たり7スレッドで、7スレッド時は98ドライブ(784TB)、5スレッドは70ドライブ(560TB)となる。また、ラック当たりの集約密度が64%向上し、容量は全モデルの3・8PBから6/2PBへと大幅に増加した。これにより、TCOを抑制でき、データセンター設置のオスペースの削減だけでなく、テープによる長期保管からの置き換えに最適としている。ブースでは実機展示しており、HGST製ヘリウム充填HDDを搭載していた。
 この他、ブースプレゼンテーションとして、同社だけでなく、代理店2社(テクマトリックス、図研ネットウエイブ)に加え、お客様プレゼンとして前述のピクチャーエレメントなどが様々なテーマでプレゼンを行った。いずれのプレゼンも多くの来場者が参加し、積極的に質問などを行っていた。

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