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InterBEE 2016レポート IPDCを活用した防災情報ソリューション ミハル通信

【2016年12月19日】

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ミハル通信のブース

 ミハル通信は、「Inter BEE2016」に出展し、「放送局向け緊急回線バックアップ装置」と「IPDCを活用した防災情報ソリューション」などを展示した。
 「放送局向け緊急回線バックアップ装置」は万一の放送回線障害時や事故発生時において、迅速な復旧に貢献するもの。送信側のIP送信機、受信側のIP受信機で構成され、マスターの放送TSをIPで送出、受信側でIPを中継局に適したインターフェース(TS/IF/RF)に変換して送出できる。通信はユニキャスト、マルチキャストに対応している。電源電圧はAC100V、IP受信機側は中継局での使用を考慮してDC48Vにも対応。JISまたはEIAラックに実装できる1Uラック実装構造となった。
 IPDC(IP data cast)を活用した防災情報ソリューションでは、同社が今年開発したデータ放送にラジオ・音声サービスを追加できるオールインワン装置「音声エンベデッダー」とIPDCを組み合わせることで、ケーブルテレビのコミチャンの新たなサービスを提案していた。近年日本全国で発生している自然災害時の情報発信手段としてIDPCを使った防災情報ソリューションを提案した。データ放送を使った防災情報、コミチャンの見逃しサービス、データ放送ラジオなどを実際にブース内でデモ展示していた。
 具体的には『IPDCが可能にする次世代コミュニティチャンネルサービス』は、▽地域密着型の情報発信(データ放送を使った情報発信、ここではテレビがオフでもメディアBoxより音声発信が可能だ)▽コミチャン見逃しサービス(VODサービス)▽音声による情報発信(ラジオ・災害情報等、データ放送ラジオ)を想定しているところだ。
 AM/FMラジオチューナー内蔵「音声エンベデッダー」は、データ放送にラジオサービスを追加するためのオールインワン装置である。様々な音声が簡単に多重可能なので、災害情報発信などにも応用できる。HD SDI信号にAM放送、FM放送を内部で復調した音声信号、アナログ音声信号、AES/EBU信号を重畳できる。また、HD SDI信号に含まれる映像クロック、または外部から入力されたGENLOCK信号に同期したデジタル音声を生成・重畳することができる。

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