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InterBEE 2016レポート 放送局向け高音質のデジタルミキシングコンソール オタリテック

【2016年12月19日】

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LAWO社のミキサー「mc2(スクエア)56XT」

 世界各国の業務用音響機器を取り扱うオタリテックは、LAWO社(ドイツ)のブロードキャスト・デジタル・コンソールをはじめ、Riedel Communications社(ドイツ)のインカム・光伝送関連製品、GENELEC社(フィンランド)のモニタースピーカー、d&b audiotechnik社(ドイツ)のラウドスピーカー、OTARI社(日本)のマルチポイント光伝送システムなどを出展した。
 LAWO社の「mc2(スクエア) 56」は、放送局の副調整室や音声中継車などで活躍するコンパクトサイズのミキシングコンソールシステム。ブースでは、従来モデルの「mc2 56」をマイナーチェンジした「mc2 56XT」及び「mc2 56XC」オプションを展示した。「mc2 56XT」は、ユーザーの声を反映し、サーフェースパネルのノブボタンを減らしてダブルフェーダー方式を採用したモデル。このため、中継車内などの限られたスペースに設置する場合も筐体を拡張することなく、簡単にチャンネル数を増やすことができる。「mc2 56XC」は、従来のミキシングコンソールに近い直観的な操作ができるよう、ポッドを4つ増やすフリーコントロールを採用している。
 他にはオール・イン・ワンのブロードキャスト・ミキシング・コンソール「mc2 36」も展示した。「36」は、mcスクエアシリーズの中で最もコンパクトなサイズでありながら、512×512のオーディオ・マトリクスを搭載するDSPマイクロ・コアとI/Oを内蔵したモデルで、限られたスペースでの設置や移動が多い現場に最適な機種となっている。ブースでは、少人数のサッカー中継が可能なLAWO社の「Kick」と「36」を連動したシステムを紹介した。「Kick」は、サッカーゲーム放送時のミキシングを自動化するソフトウェアベースのアプリケーション。ピッチ上でのボールや選手などの動きをデータ化するChyronHego社のトラッキングシステム「TRACAB」のデータを使い、独自のアルゴリズムによりフィールドにセットされた12本のマイクレベルをボールやプレイヤーの動きに合わせて自動で調節する。「36」や「56」などのミキシングコンソールを使わず、バーチャルミキサー「マイクロコア」を使えば他社のコンソールでも対応するという。
 オタリテックの担当者はLAWO社のコンソールについて「拡張性が高く、音質が非常に良いのが特長です。IPオーディオインターフェイス、AES67にいち早く対応するなどのこだわりを持っています。今年開催されたサッカー欧州選手権やリオデジャネイロオリンピックの中継でも使われるなど世界のスポーツイベントで多く活躍しています」とPRした。

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