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InterBEE 2016レポート 4Kビジュアリー・ロスレス圧縮/低遅延伝送 ヴィレッジアイランド

【2016年12月19日】

写真
4Kビジュアリー・ロスレス リアルタイムエン
コード、デコード低遅延伝送のデモ

 ヴィレッジアイランドは、TICO SDIコンバータ「VICO―4」を展示し、4Kビジュアリー・ロスレス リアルタイムエンコード、デコード低遅延伝送を実演した。「VICO―4」は、ビジュアリー・ロスレス方式(TICO/SMPTE RDD35)を採用し、4K映像信号を視覚上無損失で1/4に圧縮し、4K映像を1本の3G―SDI同軸ケーブルで伝送を可能にする画期的なコンバータ。また、低遅延(数十ラインの固定遅延)、高PSNR(ピーク信号対雑音比)、ダウンコンバート機能(デコーダ設定)を1RUシャーシで実現した。
 デモではオリジナル4K画像をVICO―4エンコーダ/デコーダを通して4Kで表示。オリジナル画像と、エンコード/デコードした後の画像を比べると画像品質は変わらず、また非常に低遅延なため伝送ロスもほとんどなかった。エンコーダでは、3G―SDI4本で映像ソースを入力し、エンコードした信号を3G―SDI1本で出力する。この出力信号をダイレクトにコンバータにつなげるが、同社取扱製品の「BarnMini」が3G―SDIを受けている。受けたものを光で出力して、また3G―SDIにしてデコーダに入力する。デコーダで元の形に戻した4K映像が3G―SDI4本で出力されて画面に表示している。「3G―SDI/光」の変換機「BarnMini」を入れれば、間はP2P通信の専用線で光を通すことができるので伝送距離を伸ばせる。VICOからの3G―SDIの出力をIPに変換することも可能。スタジオ内や中継車での活用を対象としているが、これまでケーブル4本必要だったのが1本で済むので、重量が減って省スペース化になり、工事費を含めてトータルでコストダウン可能だ。
 取締役の平井静宣営業統括は「『VICO―4』は、開発、設計・製造すべて国産品。今回その上位機種として8K対応のTICO SDIコンバータ『VICO―8』をNHKと共同開発した。8K試験放送に先駆けて2017年4月を目途に発売する予定だ」と話した。
 「VICO―8」は、4:1のビジュアリー・ロスレス方式のTICOコーデックを搭載し、わずか数十ライン(走査線数本)の固定遅延で、8K60P over a single 12G―SDIを実現する。1本の12G―SDIケーブルで8K伝送が可能になる。ストレージ用コーデックとしても最適だ。

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