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InterBEE 2016レポート スポーツ中継用超小型カメラモジュール おいぬビジョン

【2016年12月26日】

写真
おいぬビジョンブース

 おいぬビジョンは、カメラモジュール「OVC―H10」を中心に出展した。同社は放送用カメラ、セキュリティーカメラ等、約20年間携わった映像機器の開発や設計の経験を活かして、中小企業や大学等に映像信号処理技術のノウハウや顧客の要望に適したセンサや映像機器を提供している。
 「OVC―H10」は、1920×1080の出力が可能な高画質・超小型のHDカメラモジュールで、スポーツ中継などで使用されている。野球の球審マスクに小型カメラを装着し、球審目線の映像を放送する試みは2011年に日本テレビ放送網が開始した。しかし、当時のカメラは大きく重くかったため、ジャッジに支障が出る懸念もあった。カメラ装着の可否は当日の球審が決めるため、カメラ取り付けを断られることも少なくなかったという。このため、日本テレビとグループ会社の日テレ・テクニカル・リソーシズは、ジャッジの邪魔にならない超小型カメラの開発に乗り出した。ただし、当時、要望を満たすカメラを共同開発できるメーカーがほとんどなく、パートナー探しは難航したが、放送用カメラやセキュリティーカメラに深い知見を持つおいぬビジョンが協力することにより一気に開発が加速した。これにより開発されたカメラモジュールを製品化したのが「OVC―H10」となる。1/2・8型220万画素 CMOSセンサを搭載し、出荷設定により、1080i/60、1080P/30、720P/60の設定が可能。電源電圧は12V対応。出力インターフェースはHD―SDI対応。M12マウントを装備し、多彩なレンズを使用できる。
 また、インターレス小型カメラ「OVC―35」や4K小型カメラ「OVC―U10」(参考出展)も展示した。「OVC―U10」は、有効画素数851万画素のCMOSセンサを搭載し、4×MCX 3G―SDI対応。CSマウントを装備し、多様なレンズを装着可能。

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