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InterBEE 2016レポート 4K HDR/SDRの映像比較 日テレ・テクニカル・リソーシズ

【2016年12月26日】

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▲ 審判カメラの展示

 日テレ・テクニカル・リソーシズ(NiTRO)は、4K/8KやHDRへの取り組みである「技術戦略プロジェクト」の一環として3年連続でInter BEEに出展した。
 特に目を引いたのが「審判カメラの展示」だ。日本テレビ放送網は、野球の球審マスクに小型カメラを装着し、球審目線の映像を放送する試みを2011年に開始した。迫力あるその映像は視聴者から高い評価を受けたが、カメラおよび関連機材が大きく重かったため、球審達の評判はかならずしも良いものではなかった。このため、日本テレビはNiTROおよびおいぬビジョンと超小型カメラを開発したもの。これにより、プロ野球・ラグビー・レスリング等の審判に取り付けることで、アスリートに極限まで接近した、今までにない臨場感と迫力ある映像をスポーツ中継にもたらしている。現在は、ノーマルタイプ(30×30×48ミリ、重さ約50グラム、レンズ・ケース込寸法)および薄型タイプ(31×63×32ミリ、重さ約60グラム、レンズ・ケース込寸法)と、状況に応じて使い分け可能な2つの形状を用意している。
「4K HDR/4K SDR 映像比較」は、HDRとSDRの違いを比較するコーナーで、この展示のために「鎌倉・江の島ロケ」、「調布の多摩川花火大会ロケ」を敢行。その後、NiTRo SHIBUYAにおいて、Blackmagic Design社のDaVinci Resolveを使用し、カラーグレーディングした映像を2式のHDR対応モニターにて比較上映した。また、「DaVinci Resolveによるカラーグレーディング デモンストレーション」も実施した。ブースにDaVinci Resolveを設置し、グレーディング体験コーナーを開設し、多数の来場者がカラーグレーディングを行っていた。
 この他、「プロ野球中継 巨人×中日」、「体操全日本団体選手権」、「五感で旅する世界の美術館」など、NiTRoが撮影・編集に携わった主な4Kコンテンツの上映や、パネルによる展示を行っていた。

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