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InterBEE 2016レポート Rio 8KをHDR対応85インチモニターと スネル・アドバンスト・メディア

【2016年12月26日】

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▲ Bacho氏(右から2人目)と
  三瓶宏一氏(左から2人目)

 スネル・アドバンスト・メディアは、従来のポスト製品の他、ライブプロダクション、モニタリングおよびIPワークフローまで幅広くカバーする製品を展示・デモンストレーションした。
 メインは、8K対応のオンライン編集およびカラー&フィニッシングシステム「Quantel Rio 8K」。最大8K 60pのリアルタイム再生を保証する同期の高いパフォーマンスと柔軟なカラーワークフローを紹介。ブースではHDR対応のシャープ製85インチモニターで8K HDRカラーグレーディングのデモを実施した。
 さらに、新製品の低価格プロダクションスイッチャー「Kula」は、販売代理店の松田通商ブースでは19インチ 1ME/2ME構成を、武蔵ブースでは4K解像度で2ME構成を展示した。
 この他、同社は期間中にプレスブリーフィングを行い、本社からChief Business Development and Marketing OfficerのSaid Bacho氏などが来日し、同社の戦略や今後の方針などについて語った。Snell Advanced Media(SAM)は、英Quantelと英Snellが合併して設立され、英国ニューベリーに本社を置き、世界に560名のスタッフがいる。
 SAMでは、顧客が抱える問題として、「柔軟性のないシステム」、「視聴環境の変化による視聴者の取り合い」の3つを挙げた。一方、SAMが集中投資している領域は、ワークフローの統合、ライブのためのIPシステム、8Kなど高精細映像制作、データーセンター展開、オープンで標準化されたAPI、COTSハードで動くソフトなどがあるが、これらは顧客の問題を解決するためのものとしている。
 また、8Kについては、「米国ではIP、欧州やアジアでは4Kの関心が高い傾向がある。8Kでは日本が先行しているのは事実だが、ハリウッドなど一部で8K化の動きもある」(Bacho氏)。日本法人社長の三瓶宏一氏は「2017年2月には『Quantel Rio 8K/4K』はコンプレッションモードに対応する。これにより、非圧縮データだけでなく、圧縮データも扱えるようになるため、ストレージコストが大幅に低減できる。多くのプスプロが8Kに注力しつつあり、実際に引き合いも増えている。2017年は国内だけで8台の『Quantel Rio 8K』の出荷を見込んでいる」と語った。

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