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新春・中部特集 近未来都市へ始動した名古屋

【2017年01月16日】

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▲ 広小路の歩道にある益川博士の記念碑
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▲ CBC玄関前の記念碑
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▲ 玄関ホールに展示された第一声のマイク

 今年は名古屋から空へ飛び、陸を進む期待がふくらむ年になる。中部地区は日本の航空機・部品の5割以上、航空機本体の8割を生産するといわれる。航空・宇宙産業の集積地である。愛知県営名古屋空港で国産ジェット旅客機「MRJ」の飛行試験が進められているが、量産が可能になればアメリカのシアトルやフランスのトゥールーズに並ぶ航空機産業の拠点となる。
 東海旅客鉄道(JR東海)は2027年に開業する予定のリニア中央新幹線の工事を本格化している。先月13日、岐阜県瑞浪市で中央新幹線の起工式を行い、工事を始めたが、山梨・長野に続いて3ヵ所目のトンネル工事となる。新しい名古屋駅も新幹線や在来線の運行を続けながら地下にホームを設ける難工事で、地権者らとの交渉と理解も必要であるが、旅客の期待は大きい。
 海外から日本をみると中心の愛知県に目が向く。知を愛する県の都、名古屋市の都心・栄広小路の歩道に名古屋で生まれ育ったノーベル物理学賞受賞者・益川敏英博士の写真と手形を入れた記念碑が設けられている。説明文には「1940年2月7日生、2008年ノーベル物理学賞受賞。受賞理由 クオークが自然界に少なくとも3世代以上あることを予言する、CP対称性の破れの起源の発見(小林・益川理論)」とある。
 先月、ノーベル生理学・医学賞が大隅良典・東京工業大学栄誉教授に授与されている。1990年代後半、基礎生物学研究所で研究しており、愛知県岡崎市にある。夫人と共同研究をして出した論文がノーベル賞の受賞業績として評価されたという。2月11日には岡崎市の市民会館で受賞記念講演会が開かれることになっている。一般の人向けの講演会は初めてで、わかりやすい解説に関心が寄せられている。
 先月15日、中部日本放送(CBC)の創立66周年記念式典がCBCホールで開催された。
 玄関前の記念碑には『民放第一声の地 モニュメント¬空」野水信作昭和26年9月1日午前6時30分CBCは、この地からわが国、民間放送の第一声をJOARのコールサインで放送した。この栄光を記念して昭和50年12月15日創立記念日に建立』と記されている。玄関ホールには民放第一声に使われたマイクが展示してある。今年1月からCBCテレビは、徳川宗春(尾張七代藩主)を描く連続ドラマを制作し、ローカルの深夜帯で放送する。全5回で、1月14日午前0時40分に第1回が8年ぶりに予定されている。杉浦正樹中部日本放送社長は昨年、ラジオ開局65周年、テレビ開局60周年を迎えて、地域の発展に寄与したいと抱負を述べている。

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