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FM補完局の整備を進める静岡放送

【2017年01月18日】

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▲ FM補完局の局舎と鉄塔
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▲ 鉄塔の送信アンテナ
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▲ 高草補完局について説明するSBS
技術局参与の増田寿登

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▲ FM補完局の送受信装置

 昨年末から今年にかけて、静岡県内の通信・放送などの特記事項を見ると、NHK静岡の番組宣伝/番宣が多いのが目に付く。即ち、大河ドラマ「おんな城主 直虎」である。井伊直虎の地元 浜松市ではこれを契機にと「出世の館=浜松発信」として1月8日に中区の情報館に展示コーナーを設けたり、また観光案内所に「直虎インフォメーション」を開設したりと、全市をあげてこの機会に活性化を目指している。
 一方、NHK静岡の新局舎建設も順調に進んでいるようだ。
 民放では静岡放送のFM補完局が、昨年12月に開局したので、SBSにFM補完局に関する様子などを取材した。

 NHKの新しい局舎は、建設が着々と進んでいる。現在の葵区西草深町より東方の駿河区の静岡ガス跡地でJR静岡駅に近く、また国道1号や東名高速へのアクセスも良く交通至便な場所である。
 これから業務増大と時期的に耐震構造には留意し、特に東海道新幹線に隣接した場所であるので、振動/防音には格別の対策を講じているようだ。
 静岡放送(SBS)は昭和27年に静岡県内初の民間放送局として、静岡市駿河区高松にJOVR・500WでAM放送局を開局した。その後、県西部の浜松市や県東部の三島市に中継局を新設している。現在では県内を殆どカバーするべく親局を含めて6箇所にラジオ中継局を設け運用している。
 しかし、AMの電波(中波/短波)は、その伝搬特性により電離層反射の影響を受け易く、特に夜間に電界強度の弱い地域では、外国電波の混信を受けやすい。これが弱点となっている。また都市部でも高層建築物の影響と、工場や家庭からの電気機器雑音の増加で中波のAM放送は実効サービスエリアが縮小している。
 今般の法制度改正で、中波放送局にはFM補完局が免許されることになったもの。しかし、AM中波放送の補完の意味で、別コンテンツは不可である。AM放送と全く同一(ステレオ放送は可)の番組内容に限定されているは止むを得ない。
 昨年末にSBS技術局参与の増田寿登氏を訪ね、12月から放送を始めた補完中継局と、今後の対応などを取材した。予定では補完局(100W)を新年度に浜松市と三島市に新設したい意向とのことだが詳細は未定。
 既設FM放送局の静岡エフエム放送(K―mix)でもFM放送聴取の慣習が定着すれば良い結果===と、歓迎の様子だと聞いた。

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