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放送記念日 放送記念日式典開催 NHK

【2017年03月22日】

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▲ 上田良一NHK会長
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▲ あかま二郎総務副大臣
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▲ 第92回放送記念日式典の模様

 NHKは3月17日、「第92回放送記念日」の記念式典を東京都渋谷区のNHKホールで開催した。式典では主催者を代表して上田良一NHK会長、NHK経営委員会の石原進委員長があいさつしたほか、来賓として出席した総務副大臣のあかま二郎氏、衆議院総務委員長の竹内譲氏、日本民間放送連盟会長の井上弘氏が、それぞれ祝辞を述べた。また、続いて第68回日本放送協会放送文化賞の贈呈式が行なわれ、タレントのタモリ氏ら6人に同賞が贈呈された。

 式典冒頭、主催者を代表して登壇した上田良一会長は、「今回の日本放送協会放送文化賞は放送文化の向上に功績があった6名の方々に贈呈します。受賞される皆さまには、心からお礼とお祝いを申し上げます。昭和25年の放送法制度施行から67年、ご承知の通りの日本の放送文化は、民間放送とNHKの2元体制の基、互いに切磋琢磨することで発展してきました。その環境は今、放送と通信の融合という大きな変化の真っ只中にあります。通信の世界は様々なプレイヤーが、多様で膨大な情報やコンテンツを提供する大海原とも言える、無限に広がる競争的な環境です。こうした新しい世界に、公共放送であるNHKがどうかかわり、そしていかに視聴者に納得して頂き、受信料をいただくのか、急ぎ固めていく必要があります。このため、先月、外部の有識者をメンバーとして、会長の諮問機関であるNHK受信料制度等検討委員会を立ち上げ、放送と通信の融合時代に即した受信料制度のあり方についての検討に着手しました。民間放送の皆さまとも意思疎通を図りながら、放送と通信時代にふさわしい公共メディアへの進化を目指して、必要な取り組みを進めて参ります。
 現在のメディア状況は“ポスト・トゥルース(Post Truth)”とも呼ばれています。客観的な事実よりも、感情的な期待が影響力を持つ、そんな今こそ、正確な情報や多様な番組を提供する、我々放送事業の存在が、さらに重要さを増しております。そして、国民の暮らしと命を守り、公共の福祉、民主主義の健全な発展に資するという、放送も役割はこれからもかわりません。
 放送文化の発展は、放送技術の進化が大きく貢献しています。NHKは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に最高水準の放送サービスを提供することを目指しています、昨年8月に試験放送がスタートした、4K/8Kスーパーハイビジョン、来年12月に予定されている実用放送の開始に向けた番組の制作を加速させるなど、着実に準備を進めます。
 大きな変革の時代、これからも視聴者・国民の皆さまから厚い信頼を得られるよう、NHKの業務を統括する会長として、変えてはならないものは守り、変えるべきものは変えるという、勇気を持って挑戦と改革を進めてまいります。今後とも、NHKへのご理解とご支援をよろしくお願いいたします」と挨拶した。
 続いて来賓が祝辞を行いあかま二郎総務副大臣は、「まず、栄えある日本放送協会放送文化賞を受賞される皆様方に、心からお喜び申し上げます。
 我が国おいては、公共放送と民間放送が、互いに切磋琢磨しながら、多様な放送番組を通じて豊かな文化を育むとともに、国民生活の向上に寄与してきました。近年、ICT技術の急速な技術の進化などにより、あらゆる分野でインターネット化が進展し、我々のライフスタイルも様々な面で変化しています。放送を取り巻く環境も大きく変化することは間違いありません。一方でNHKが担う公共の福祉のために、あまねく日本全国において受信できるように、豊かで、良い放送番組を放送するといった社会的使命は今後も変わるものではありません。
 総務省では有識者や放送業界の皆さまのご協力得て、放送をめぐる諸課題に関する検討会において、放送とインターネットの連携、地域に必要な情報、新たな時代の公共放送などについて議論をいただいているところであります。新たな時代の公共放送のあり方については、業務、受信料、ガバナンス、の三位一体改革についてご検討を頂いております。NHKと民間放送という二元体制の基、今後とも双方に連携を深めていただくため、民間放送を含む関係者のコンセンサスを得るための検討を進めていきたいと考えております。
 4K・8K放送につきましては、昨年8月にNHK、12月にはA―PABが試験放送を開始しました。今年1月には実用放送の認定を行ないました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国民・視聴者の皆さまに円滑に4K・8K放送を楽しんでいただけるよう、関係各界の皆さまと連携し、オールジャパンの体制で取り組んでまいります。
 我々総務省といたしましては、放送の健全な発展に向け、放送行政の着実な推進に努めてまいりますので、関係される皆さまにはご支援、ご協力をお願いいたします」と述べた。
 続いて式典では、日本放送協会放送文化賞の贈呈式、職員表彰(会長賞)受賞者紹介、営業功労賞受賞者紹介も行われた。

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