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総務省 「OPEN 異能(INNO)vation 2021」を開催

202229日】

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新藤元総務大臣

 総務省は、2021年12月15日に東京ミッドタウン日比谷(東京都千代 田区)で、「OPEN 異能(INNO)vation 2021」(異能(INNO)vationプログラム授賞式)を開催した(オンラインとのハイブリッド開催)。主催は異能(INNO)vationプログラム業務実施機関。協力は協力協賛企業グループ202団体。新たな日常生活が地球規模で始まり、常識を超えるイノベーションの創出が求められている中、異能(INNO)vationプログラムでは、202団体の協力協賛企業・52団体のネットワーク拠点・2ヵ所の海外事務局が日本と世界に広がり、それぞれユニークな活躍を行いさらなる飛躍を遂げている。そして、今年度の公募では、世界74ヵ国から昨年度を上回る2万2164件が集まった。新たな世界を自ら拓いて行こうとする強い意思と思いをこれまでにないスーパーハイブリッドなテクノロジーを駆使した多次元な方法でつなぎ、今年度の異能(INNO)vationプログラムの集大成となる破壊的なイベントを開催したもの。

 総務省は、ICT分野において、人工知能には予想もつかないような破壊的な世界規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外で野心的な課題への挑戦とその世界展開を支援する、「異能vation」プログラムにおいて、破壊的な挑戦へのチャレンジャーの選考を行った。このプログラムの取組について、世界規模の発信を行うため、「OPEN 異能(INNO)vation 2021」イベントを開催した。
 総務省では、奇想天外で野心的な技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人(通称:へんな人)を支援する「異能vation」プログラムを平成26年度から実施している。同プログラムでは、ポストコロナの未来社会を見据えた新たな価値を創造する、破壊的なICTイノベーションへの「挑戦」とその世界展開を支援している。
 「異能vation」プログラムは▽課題への挑戦を支援する「破壊的な挑戦部門」▽Ambitious Technical Goalに挑み続ける!「異能マスターズ▽協力企業があなたを表彰「ジェネレーションアワード部門」▽地域の異能を支援する「異能vationネットワーク拠点」▽課題解決型コンテスト「異能vationグランドチャレンジ」―で構成されている。
 令和3年度の同プログラムについて、業務実施機関である角川アスキー総合研究所が、令和3年6月1日(火)から8月2日(月)まで公募を行い、破壊的な挑戦へのチャレンジャーの選考を行ったもの。
 イベントの司会はプログラム推進大使の古坂大魔王がつとめた。各ネットワーク拠点をアバターロボット等も用いた多元中継で結び、多次元多チャンネル中継を世界に向けて行った。異能vation ならではの新しいコミュニケーション方法をイベントでチャレンジしていた。
 まず業務実施機関の角川アスキー総合研究所代表取締役会長で異能vation事務局長の福田正氏が挨拶した。
 「この異能vation自体が今年で8年目になります。異能vationは、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスなICT研究開発課題に挑戦する、そういうものを支援するプログラムです。すべてがインターネットにつながる時代において、どうやったらこの異能vation自体を世に広めていけるかということで、日本から大いなるイノベーターができることを一生懸命応援しております。皆さんに浸透できるよう様々な活動を行ってきましたが、その中でその活動の推進大使として一緒にやっていただいている古坂大魔王さんを例年通り、今年もお呼びいたしております。一緒に行っていきたいと思います。今年度の応募総数は2万2164件、前年比4010件増。7歳から86歳まで。割と若いところががんばっています。今回、多元生中継。世界各国とリアルタイムで繋がるイベントを開催しています。サブチャンネル配信ブースも設けました。エリア&テーマブースではzoomでコミュニティとつながり、交流ができる会場となっています。ネットワーク拠点は6会場を設けました」と述べた。
 プログラムはスーパーバイザー/プログラムアドバイザー紹介、「2021年度 破壊的な挑戦部門 チャレンジャー」発表!、「2021年度 ジェネレーションアワード受賞者」発表!、「異能vation ネットワーク拠点」発表!、「ネットワーク拠点を中心としたサテライト会場との中継」、協力協賛企業、異能β(←総務省公認のへんなひと)、ネットワーク拠点をはじめこのプログラムに参加頂いている方々との交流等。展示ブースでは「多様な思いもよらない異能な提案や技術」との交流がスタートした。
 中西祐介総務副大臣が主催者を代表して挨拶した。
 「本日は、日本国内5ヵ所、海外も含めて7ヵ所、こういう大きな盛大な形で異能vation2021を開催をさせていただきました。心から御礼感謝を申し上げる次第です。まさにこれから世界がポストコロナ時代というものを見据えながら大きく変革をし、また前進をさせなければいけないそういう局面にたっています。まさにその時代を見据えて破壊的な異能vationをいかに起こすかということがわれわれ日本国内のみならず世界の大きなテーマとなっていることころでございます。われわれ総務省では2014年からこの異能vationの取組を進めてまいりました。まさに既存の発想にとらわれない新しい革新的チャレンジ、こういう思いがある皆さんをしっかり取り込んでいきたい、巻き込んでいきたいそんな思いで始めた事業でございます。こうした独創的変わった人だなあと思われながらも実は次の時代にすごく適合していく新しい変化に挑戦をしていく、こういう人たちこそがまさにこれからの時代に求められていく人物像だろうと思っています。そうした皆さんが個々単体ではなくてこうしたイベントを通じて横につながり、また技術が相乗効果を生んで新しい原動力となっていく、こうした時代をつくっていきたいと思っています」と述べた。
 新藤義孝・元総務大臣(自由民主党政務調査会長代理、党紀委員会副委員長)は「この異能vationのイベントには毎年お邪魔させていただいております。この異能vationが始まる時の総務大臣で、破壊的変革をもたらす異能vation、これを起こすためのこういう企画をたてようというのが総務省にありまして、その時、私が何かインパクトのある名前にしたらうどうなのということで、その時、付いたのが変な人プロジェクトと。その時の勢いで言ってしまっただけなんですけど、それが変な人プロジェクト、異能vationということで、ここまで続いてきました。もう製品間近のものは企業がどんどん仕上げてくれます。アイデアはわかるのだけど、どうしたらいいかこれをほんとうに仕上げるためには、どういうお手伝いをすればこれがものになっていくか、ここの部分が少し足りなかったと思ってそこに光を当てたのが異能vationです。国際的にも注目されている意義あるイベントとなりました。この成功には推進していこうという人たちの気持ちがあったということです。ここは総務省国際戦略局の技術政策課という極めて硬いところがやっているんですけど、最も日本政府で面白い名前を付けたものを引っ張っています。関係者の皆さんのこのノリがあるから続くのだと思っています」と述べた。
 野田聖子・総務大臣(内閣府特命担当(地方創生 少子化対策 男女共同参画)大臣 女性活躍担当大臣 こども政策担当大臣 孤独・孤立対策担当大臣)が来賓挨拶した。
 「私は今、内閣府の特命大臣という仕事をしていますが、今日は私は異能vationのファンクラブの一員として出席しました。ほんとうに皆さんがワクワク、ドキドキさせてくれることで、まだまだ日本は大丈夫だなという思いでいつも楽しませていただいています。さきほど展示会場をみて目からウロコの展示があって、皆さんも見てください。異能vationに取り組んでいる人ってただ単に技術と価値があるんじゃなくて、誰かのために役立てようとか、誰かを幸せにしようという思いが満載で、自分としてはそういう人たちに出会うことを嬉しく思います。破壊的であることがイベントのとても大事なことなんです。けれども今、破壊的だと思っても数年後には当たり前になるような世の中をつくって、どっちかというと今は今のことだけで原価を感じていたり、もう無理かなと思っているけど実はもっと先に今あるものが新しい日本をつくってくれるし、私たちに道をつくってくれるのだと思っています。異能vationもやり続けることが大事で、集うことが大事だと皆さんに改めて申し上げてお伝えしたいと思います」と述べた。
 柴山昌彦・自由民主党広報本部長代理、元総務副大臣も来賓挨拶した。
 2021年度「破壊的な挑戦部門」挑戦者35名は次の通り(挑戦課題名、氏名、都道府県の順に記載。50音順。敬称略)。
 ▽声の自在化によるコミュニケーション拡張、荒川陸、アメリカ・ペンシルベニア州▽様々な環境に適応する変形電動バイクの実用化と、それを用いたものづくりの民主化の推進、生駒崇光、千葉県▽手塚スターシステム・バンクシステムのインターネット的あるいは集合知的実装、石原航、東京都▽大気中のCO2濃度を低減させる新規な技術、今井和雄、神奈川県▽自然環境と利便性を両立するための飛行技術開発 Avrapter、今井雄仁、東京都▽AIによるアニメ・リマスタリングの研究開発、漆原大介、東京都▽心がつながる目と目が合う遠隔コミュニケーションシステム、海老澤嘉伸、静岡県▽田畑の聴診器~田畑から河川に流れ出る無駄な肥料分を削減し海や川の生態系を守りたい~、大熊康彦、福岡県▽魚拓型ビデオカメラ、小栗英世、東京都▽肉眼では見えない微生物に光を当てるだけでリアルタイム観察を可能にする技術開発、小山昭則、熊本県▽気球に搭載可能な装置回収システムによる新しい上空観測の実現、河野紘基、福岡県▽Tell Your World, with your Smartphone Camera、近藤生也、東京都▽スマートフォンを用いた三次元姿勢推定による筋トレ上達支援、近藤佑亮、東京都▽食品廃棄物を活用した新素材の開発、酒井雄也、東京都▽GPTー3相当の大規模言語モデルの日本語版学習済みモデル作成、坂本俊之、東京都▽手書文字文化2・0、デジタルの時代に人間性を取り戻したい、佐藤博、神奈川県▽日本発!! 眼科診断AIの開発による世界の失明と視覚障害の根絶への挑戦!!、清水映輔、東京都▽生物と機械の情報通信インターフェイス、庄司観、新潟県▽見たい物の構造と動きをそのまま電子顕微鏡観察する方法の開発、新谷正嶺、愛知県▽誰もがロックスターのように演奏・セッション出来る「ほうきギター」を世界中に届けたい、髙橋哲人、東京都▽「ウザい恋するロボット」の制作、力石武信、東京都▽文字を描画する生物ロボットの開発、佃優河、茨城県▽量子計算シミュレーターとWebUI「Quanterm」の開発、土佐陽生、神奈川県▽進化におけるミッシングリンクの動物をもう一度地球上に蘇らせる、中村哲也、アメリカ・ニュージャージー州▽アナログ・デジタル表現を融合させた『人の目を離さない表示デバイス』の開発、BBコリー、栃木県▽糸飴を手で自在に造形する3Dプリントペンの開発、平#重行、京都府▽身の周りの物を情報メディア化するプラットフォームデバイスの開発、堀洋祐、千葉県▽他者とのつながりを生む遠隔対人スポーツ、前川和純、東京都▽人間に近い歩行動作で生物感を出せるロボットの実現へ!(実験機開発)、前田洋、滋賀県▽水素で二酸化炭素を効率回収、町田洋、愛知県▽ラストワンマイルにおける歩行領域の革新的デバイスの開発、皆川達也、茨城県▽3Med walker Methasit Kiatchaipar、タイ・パトゥムターニー県▽本物の美少女型ロボットとふれあえるメイドロボカフェ プロトタイプの実現、山上紘世、東京都▽介護施設で堪能、フレンチフルコース ー3Dフードプリンターで実現する食のダイバーシティー、山口浩平、東京都▽表情豊かに接客を行う「ROBOT CAFE」店長ロボットの開発、山田康太、神奈川県。

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