情報・通信

東大情報基盤センターがSGI製品採用

【2016年06月22日】

 日本SGI(東京都渋谷区、望月学社長)は、東京大学情報基盤センター(東京都文京区、中村宏センター長)から『データ解析・シミュレーション融合スーパーコンピュータシステム』(システム名:Reedbush)を受注したと発表した。このシステムは、7月1日より東京大学浅野キャンパス内の情報基盤センターで稼働開始予定だ。
 東京大学情報基盤センターは、大規模コンピュータシステムの構築・応用・利活用における国内有数の研究・教育機関。東京大学を含む8大学の情報基盤センターが連携する学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)の中核拠点としても機能し、学内外に最先端技術によるスーパーコンピュータシステムを提供するとともに、JHPCN共同研究課題も含め、計算科学、ハイパフォーマンスコンピューティングに関する様々な研究開発を実施している。従来からの計算科学用途に加えてビッグデータ処理におけるデータ解析や機械学習などでもスーパーコンピュータを利用したいとの要望が増えてきたことから、今回、こうした新しいユーザー層にも対応する「データ解析・シミュレーション融合スーパーコンピュータシステム」を設置することになったもの。
 同システムは、CPUのみで構成される420ノードの汎用計算ノード群とGPUが搭載された120ノードの演算加速ノード群で構成される。ストレージシステムとして、有効容量5・04ペタバイトの並列ファイルシステムと209テラバイトの高速ファイルキャッシュシステムを備えている。
 これらのシステムを高速インターコネクト技術である『InfiniBand EDR 4x』(演算加速ノードについてはInfiniBand FDR 4x 2本)により100Gbps以上で各ノードを相互接続した並列計算システム。
 両計算ノード群には、最新のインテル「Xeon E5―2695 v4」プロセッサーが搭載された「SGI Rackable Standard―Depth Servers」が導入される。特に演算加速ノードには、NVIDIAのGPUアクセラレータ製品「Tesla P100」を1ノードあたり2枚搭載する。「Tesla P100」は、NVIDIAの次世代GPUアーキテクチャと最新の高バンド幅メモリにより、従来の同社製品と比べて大幅に性能を向上させた最新のGPU製品。
 さらに独自のインターコネクト技術「NVLink」により2枚のGPU間通信性能も大きく向上している。最新のCPUと最新のGPUが搭載されたノードを効率よく組み合わせることで、合計540ノードとコンパクトなシステムでありながら、CPUの理論演算性能値が653テラフロップス(TFLOPS)以上、GPUの理論演算性能値が1152―1272TFLOPS以上、あわせて1・795―1・926ペタフロップス(PFLOPS)の高性能システムとなる。

情報・通信一覧へ  トップページへ