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NEC、日米を結ぶ太平洋横断大型光海底ケーブル「ファスター」の建設完了

【2016年07月05日】

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 NECは、2014年8月から建設を進めてきた日米を結ぶ総延長約9000キロメートルの大容量光海底ケーブル敷設プロジェクト「FASTER」(ファスター)を完了し、日米アジアを代表する6社のコンソーシアム(KDDI、中国移動、中国電信、Google、SingTel〈シンガポール〉、Global Transit〈マレーシア〉)に引き渡した。FASTERは2016年6月30日から運用を開始した。
 FASTERは、日米間の海底ケーブルとして初めて毎秒100ギガビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式を採用している。また、NECが日米間を単独で敷設する初の光海底ケーブルプロジェクト。
 FASTERは、米オレゴン州と日本の志摩(三重県)、千倉(千葉県)の2ヵ所を結び、初期設計容量として毎秒60テラビット(60Tbps、伝送量100Gbps×チャネル数100×光ファイバーペア6対で初期設計容量として毎秒60テラビット。1秒間にDVD〈4.7GB〉を最大約1600枚送信できる速度を持つシステム)の伝送が可能だ。FASTERの完成により、オレゴン州をハブに、日本と米国西海岸の主要都市であるロサンゼルス、サンフランシスコ、ポートランド、シアトルへの大容量通信ネットワークが一層拡充される。さらに、日本からも、東南アジアおよび、アジア近隣諸国を結ぶ他の光海底ケーブルとも接続することにより、今後も増加が予想されるアジア~米州間の通信需要に対応し、日本の通信ハブとしての地位向上に貢献する。
 NECは、過去30年以上にわたり海底ケーブルシステム事業を手掛ける海底ケーブルのトップベンダーで、地球6周分のべ25万キロメートルを超える敷設実績があり、特に日本を含むアジア・太平洋地域で強みを有している。日米横断ケーブルについては、2010年に敷設された光海底ケーブル「Unity」(ユニティ)を手掛けるなど、豊富な実績がある。

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