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三菱電機が「画像式水位計測システム」の製品化に向けた実証試験結果を発表

【2016年07月27日】

 三菱電機は、ハイビジョンカメラを用いた「画像式水位計測システム」について製品化に向けた実証試験を行い、昼夜・気象条件に関わらず、目視と同等の水位計測結果が得られることを実証したと発表した。同システムは「下水道管きょ等における水位等観測を推進する手引き(案)」(2016年4月 国土交通省公表)で、有効な水位観測技術の1つとして紹介されている。
 近年、ゲリラ豪雨等の影響で、下水道に起因する内水氾濫による浸水被害が多発し、浸水対策が必要不可欠となることから、2015年度の水防法・下水道法改正により内水浸水対策の推進が強化され、水位監視と現場状況監視のニーズが高まることが予想される。
 同社は、独自アルゴリズムにより、ハイビジョンカメラの画像から水位を算出する「画像式水位計測システム」を開発し、今回、神奈川県厚木市の開渠部で目視水位との比較検証を行った。その結果、環境変動(昼夜、天候、その他外乱等)に関わらず、目視水位とほぼ同じ結果が得られ、1センチメートル単位での水位計測ができることを確認した。
 「画像式水位計測システム」の特長
①水位計測と画像確認が同時に可能(ハイビジョンカメラ画像で、現場画像と水位計測データを同時に確認。突発的な変動データが出力された際にも、カメラ画像で現場の変動状況を瞬時に確認)
②水位計測場所の変更が容易(カメラで撮影できる範囲内で水位計測場所を柔軟に変更可能。旋回式カメラの活用により、1台の水位計測システムで複数地点の水位計測が可能。水位計の高所設置により、浸水時でも計測機器が流出・水没することなく継続観測が可能)
③メンテナンスが容易(非接触型のため、計測機器のゴミ付着・土砂堆積がなく、メンテナンスが容易)。
 今回の実証結果を踏まえ、内水浸水対策向けソリューションとして水位計測と画像確認が同時に可能な「画像式水位計測システム」を製品化し、水位観測システムとあわせて2016年10月に提供を開始し、順次ラインアップを充実していく予定。

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