情報・通信

企業のネットワーク負荷 リバーヘッド

【2016年08月12日】

 アプリケーション・パフォーマンス・インフラストラクチャ分野のリーダーであるリバーベッドテクノロジー(東京都渋谷区、以下、リバーベッド)は8月4日、リオオリンピック開催を前に、世界400社以上のITプロフェッショナルを対象に、企業のネットワーク負荷に関する調査を実施し、その結果を公開した。オリンピック開催時、世界中の企業では、従業員がオリンピック放送を、企業のネットワークを通じてストリーミング視聴したり、関連するオンライン上のコンテンツにアクセスすることが予想される。同調査は、企業ネットワークへのアクセス増大が予想されるオリンピック等の世界的イベント開催時に、企業ITプロフェッショナルがどのような取り組みを検討・実施する予定でいるのか検証するもの。
 大部分を占める85%の企業は、従業員がオリンピックコンテンツにアクセスすることで発生が予想されるネットワークへの負荷のために、「自社アプリケーション及びWi―Fiを含むネットワークのパフォーマンスをより厳密に監視するだろう」と回答している。これらの企業の42%は、「その可能性が非常に高い」と回答。「期間中も普段とは違う監視をすることはないだろう」と回答した企業はわずか2%だった。
 リバーベッドテクノロジーの伊藤信営業部長は、「総務省と通信事業者は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに世界中から来日する観戦者への公共サービスとして、世界に先駆けて10Gbps以上の通信速度という第5世代移動通信システム(5G)の実現に向けた取り組みを強化している。一方、企業でも2016年のオリンピック/パラリンピック開催時の企業ネットワーク環境への影響を試金石として、来る2020年に向けた対策を加速する必要がある。アスリートが試合に向けて準備するように、IT組織は力を合わせて、従業員がオンラインコンテンツにアクセスし、オンラインコンテンツやアプリケーションをストリーミングすることにより発生が予想されるネットワークトラヒックの急激かつ大幅な増加に備える必要がある。オリンピックのような人気の高いイベント開催時に発生が予想されるビジネスアプリケーションのエンドツーエンドのパフォーマンスへの影響を検証することは、企業にとって重要な課題となる。リバーベッドの『SteelCentralソリューション』は、エンドユーザデバイスから、複数のネットワーク、クラウド、インフラストラクチャ、アプリケーションに至るまでエンドツーエンドの可視性を提供することで、ネットワーク負荷の増大が予想されるオリンピック開催時でも、優れたアプリケーションパフォーマンスを維持する」と話した。
 企業は、従業員がWi―Fiを含む社内のネットワークを使用してオリンピックコンテンツにアクセスすることを予想している。使用するデバイスは多い順に、デスクトップまたはノートPC(48%)、スマートフォン(34%)、タブレットまたはスマホ以外のデバイス(18%)だと予測している。調査を行った国の中でブラジルのみが、デスクトップまたはノートPC、タブレットまたはスマホ以外のデバイスよりも、スマートフォンで試合の放送を見るだろうと予想している。
 企業が従業員によるオリンピックコンテンツへのアクセスを制限する理由として、自社ネットワークへの急激なトラヒック増加が発生した際、企業にとってビジネスアプリケーションのパフォーマンスに関する課題の迅速な特定・修正が困難であることが挙げられる。オリンピック等のネットワークへのトラヒック増加が予想されるイベント開催時に、「重要なアプリケーションの健全性を維持する自信がある」と回答した企業は43%で、12%の企業は「負荷とトラヒックの増加への対処に自信がない」と回答した。
 もっとも注目すべきは、「オリンピック等の人気の高いイベント期間に従業員がコンテンツにアクセスしていたために、Wi―Fiを含む自社ネットワークに1回でも障害があったか」という質問だった。調査対象企業の約7割(69%)は「はい」と答え、そのうち30%は「2回以上の障害が起きたことがある」と回答した。また、企業の70%は、従業員がWi―Fi等の企業ネットワークを通じてオリンピックコンテンツを視聴することを何らかの方法で制限しようとしている。うち24%は「絶対にコンテンツを制限する」、残りの46%が「恐らくコンテンツを制限する」と回答している。
 リバーベッドはネットワークへの負荷を緩和する方法を次のように提唱している。▽ネットワーク及びアプリケーションを可視化する、リアルタイムかつエンドツーエンドの監視を実装する▽社内ネットワークのトラヒックに優先順位をつけて最適化し、重要なビジネスアプリケーション用の帯域幅を確保しておく▽拠点からのストリーミングコンテンツに関しては、SD―WAN等の技術を利用して予め拠点からイベント期間中だけでもインターネットを直接利用できる環境を確立しておく▽企業のIT資産とBYODを区別・精査しておく。BYODを許可することは、従業員が自分で選んだデバイスをなんでも持ち込んでよいという意味ではなく、企業のネットワークへの無制限のアクセスを認めるものではない▽チームスピリットは、オリンピックで技を競い合う選手達だけのものではない。縦割りになったITチームを束ねて、この期間中の優先順位の高いネットワークイベントへの対策を立てる▽共有エリアにテレビを用意して、従業員が見られるようにすることで、ネットワークの負荷を和らげる。
 「リバーベッド・グローバルネットワーク負荷調査2016」は今年7月にWakefieldResearch社が米英豪伯の4カ国で行った、403社のITプロフェッショナルを対象としたカスタムオンライン調査の結果をまとめたもの。
 リバーベッドは、10億ドル以上の売上を誇るアプリケーション・パフォーマンス・インフラストラクチャ分野のリーダーとして、ロケーション・インディペンデント・コンピューティングにおける最も包括的なプラットフォームを提供している。ロケーション・インディペンデント・コンピューティングは、場所に依存することなく、常に期待されるアプリケーションパフォーマンスの実行及び必要な際のデータ利用を実現し、エンドユーザがパフォーマンスの問題に気付く前に検出・修正する。最適な場所でアプリケーションとデータをホストする柔軟性を、企業のITインフラストラクチャに提供し、場所や距離をビジネスにおける競争上の優位性へと変える。リバーベッドの2万5000超の顧客には、Fortune100企業及びForbesGlobal100企業の97%が含まれている。

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