情報・通信

Wi―FiCERTIFIEDacの新機能を発表 Wi―FiAlliance

【2016年08月24日】

写真
     ▲ ケヴィン・ロビンソン氏

写真
      ▲ 小林忠男会長

 無線LAN製品の普及を促進する業界団体のWi―FiAllianceはこのほど、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で記者発表会を開催し、デバイスの認証プログラム「Wi―FiCERTIFIEDac」の最新機能の技術的詳細や今後の展開について説明した。
 マーケティング担当ヴァイス・プレジデントのケヴィン・ロビンソン氏は「Wi―FiAllianceは、Wi―Fi製品を普及する世界的な企業によるネットワークで、『あらゆる場所ですべての人とモノをつなぐ』という共通のビジョンを掲げている。日本企業を中心に世界中で700社以上の企業が参加している。『Wi―FiCERTIFIED』のプログラムを維持しながら、各デバイス間で相互運用性が取れて順調に機能し、ベストなユーザーエクスペリエンスを届けることが重要だ。認定を受けたWi―Fi製品は、この16年間で3万種を超え、電話端末、タブレット、テレビのほか、トラクターや玄関のドアベルなど対象が広がっている。Wi―Fi技術は、この業界で成熟し、最大のメリットを享受すべくイノベーションを進めている。 以上の開発20プロジェクトを進めている」と話す。
 「Wi―FiCERTIFIEDac」は現在、主流を占めているが、最新機能「Wave2」を追加し提供を開始。1秒当たりマルチギガビットのデータレートと、Wi―Fiネットワーク容量の増加を実現した。リッチコンテンツを利用するユーザーが増え、また家庭・職場・ホットスポットを人々が移動しながら多くのデバイスを使用するのがトレンドとなっている。米国の一般家庭では現在平均約8台のデバイスを使用し、4Kなどリッチコンテンツを頻繁に見ている。シスコのリポートでは、2015年には1秒間に82万4270分の動画がストリーミングまたはダウンロードされていると報告している。1人当たりの所有デバイスは増え、2020年までに世界中でネットワークに接続されるデバイスは300億台以上になると見られている。
 Wi―Fiの周波数は5GHz帯が主流で、今年販売されたほとんどのデバイスが2・4GHz帯と併用されているが、5GHz帯への移行を推進している。現在、Wi―Fiデバイスの68%がデュアルバンドだが、今後5年以内に100%になる見込み。5GHz帯を利用する製品の普及により、Wi―Fiのパフォーマンスと容量が向上する。
 「WAVE2」により、デバイスの通信速度は最大3倍となる。新機能の「MU(マルチユーザー)―MIMO」は、複数のデバイスに同時にデータを送信することで「マルチタスク」対応が可能であるため、ネットワーク全体の効率性とスループットが向上する。 MH80zチャネルから160MHzチャネルまでチャネル幅を向上させるため、通信速度が倍増する。空間ストリームを3つから4つに増加した。5GHzの追加チャネルのサポートによって、利用可能な周波数帯が効率的に活用され、重複するチャネルで通信するネットワーク数の最小化によって干渉と混雑状態を緩和する。MU―MIMOで消費者・企業・サービスプロバイダ向けにWi―Fiネットワークリソースを最大化する。Wi―Fi Allianceのプログラムが相互運用性の維持と幅広い技術採用を促進する。将来的な接続性においてWi―FiCERTIFIEDacが重要になる。
 無線LANビジネス推進連絡会(Wi―Biz)の小林忠男会長は「当会は、現在117会員が加盟し、日本でWi―Fiの普及拡大に努めている。今年3月にWi―FiAllianceのストラテジックパートナーとなり、日本と世界でWi―Fiの普及拡大と市場拡大に協力する。Wi―Fiチップの出荷量は2001年に800万だったが、16年は30億と予測されている。01年の年間出荷量が現在では毎日出荷されているので、世界での普及状況が分かる。Wi―Fiは無線LANの唯一の世界標準で、世界中どこでもつながることが大きなメリットになる。世界中どこでもつながる相互接続性を担保して認証しているのがWi―Fi Allianceである。Wi―Fiの普及拡大とIoTを含めた新しい市場創出に貢献する」と語った。

情報・通信一覧へ  トップページへ