情報・通信

平成28年度事業援助を決定 電気通信普及財団

【2016年10月17日】

 公益財団法人電気通信普及財団(TAF、中山進理事長)は10月6日、高度情報化社会の発展に努める優れた社会活動を援助する「平成28年度事業援助」の対象19件を決定したと発表した。
 TAFでは、情報通信を普及・発展させることにより、高度情報社会の健全な発展を図り、社会経済の発展に寄与することを目的に、研究調査活動への助成や学術交流への援助を行っている。
 今回決定した「平成28年度事業援助」は、情報通信に関する学術交流事業のうち、「シンポジウム・セミナー等援助」「長期海外研究援助」「大学における特別講座開設援助(平成29年度開講分)」―の3種類のカテゴリーについて、4月1日~5月31日の期間で公募を行い(シンポジウム・セミナー等援助は5月1日~31日)、応募があった案件から委員会の審査を経て、6日に開かれた理事会で承認・決定した。
 「シンポジウム・セミナー等援助」は、学術に有意義なシンポジウム・セミナー等を開催するに当たり、その活動に対し援助するもので、今年度は13件に対し総額1420万円の援助を行うことを決定した。また、「長期海外研究援助」では、情報通信分野の若手研究者が海外の大学や研究機関の招へいを受けて研究留学する場合に、滞在中に研究を遂行する上で必要となる経費や旅費の一部を援助している。今年度は1件に対し3万1400ドルの援助を行う。
 特別講義開設援助(平成29年度開講分)は、大学における社会科学系、システム技術系を問わず、教育的価値の高い情報通信に関する新たな講座の立ち上げを援助するもので、今年度は5件に対し、総額418万8000円を援助する。
 「平成28年度事業援助」が決定した会議・事業名と申込者、援助金額は次の通り。
 1.シンポジウム・セミナー開催、普及・振興事業への援助
 ▽「第18回IEEEワイヤレス通信における先進的信号処理に関する国際ワークショップ(SPAWC 2017)」安達文幸氏(SPAWC 2017組織委員会組織委員長/東北大学 特任教授)、120万円。
 ▽「第1回国際通信学会東アジア国際会議京都大会(ITSKyoto2017)」辻正次氏(第1回国際通信学会東アジア国際会議京都大会実行委員会実行委員長/神戸国際大学 教授)、120万円。  ▽「第15回セマンティック・ウェブ国際会議(ISWC 2016)」武田英明氏(NPOリンクト・オープン・データ・イニシアティブ理事長/国立情報学研究所教授)、150万円。
 ▽「第13回エンタテインメントコンピューティング技術の進展に関する国際会議」倉本到氏(エンタテインメントコンピューティング技術の進展にかかる国際会議実行委員会実行委員長/京都工芸繊維大学准教授)、100万円。
 ▽「第13回モバイル・ユビキタスシステムに関する国際会議(MobiQuitous 2016)」重野寛氏(第13回モバイル・ユビキタスシステムに関する国際会議実行委員長/慶應義塾大学教授)、150万円。
 ▽「第14回文書解析と認識に関する国際会議(ICDAR 2017)」黄瀬浩一氏(ICDAR 2017組織委員会/大阪府立大学教授)、150万円。
 ▽「IEEE アジア地区固体回路会議2016 セッション:RF及び有線通信・ミクストシグナル回路(A―SSCC 2016)」増渕美生氏(A―SSCC 2016 実行委員会実行委員長/東芝 半導体研究開発センター)、100万円。
 ▽「第18回形式工学手法に関する国際会議(ICFEM 2016)」劉少英氏(ICFEM 2016 運営委員会運営委員長/法政大学 教授)、100万円。
 ▽「第9回スピン技術
スクール及び国際会議」新田淳作氏(第9回SPINTECH実行委員会/東北大学 教授)、150万円。
 ▽「アジア南太平洋設計自動化会議 2017(ASP―DAC 2017)」高木直史氏(ASP―DAC 2017実行委員会/京都大学 教授)、100万円。
 ▽「位相ベース可視化国際ワークショップ2017(TopoInVis2017)」藤代一成氏(位相ベース可視化国際ワークショップ2017実行委員長/慶應義塾大学 教授)、55万円。
 ▽「第9回先進プラズマ科学と窒化物及びナノ材料への応用に関する国際シンポジウム/第10回プラズマナノ科学技術国際会議(ISPlasma 2017/IC―PLANTS2017)」中村圭二氏(ISPlasma 2017組織委員会委員長/中部大学 教授)、100万円。
 ▽「第18回IEEE 広島支部学生シンポジウム」舩曳信生氏(IEEE広島支部支部長/岡山大学 教授)、25万円。
 2.長期海外研究援助
 ▽「統計的音楽理論と演奏モデルとベイズ文法推論の融合に基づく自動編曲手法の確立(英国・Queen Mary University of London)」中村栄太氏(日本学術振興会/京都大学特別研究員PD)、3万1400ドル。
3.平成28年度(29年度開講分) 特別講義開設援助
 ▽「情報通信技術の発展と法制度」信州大学、100万円。
 ▽「サイバー・インテリジェンス」情報セキュリティ大学院大学、96・4万円。
 ▽「IoT時代の経営情報学」摂南大学、35・4万円
 ▽「ICT活用ビジネスマインド養成講座」岡山大学大学院自然科学研究科、87万円。
 ▽「高度情報通信社会における知的財産戦略論」大阪大学知的財産センター、100万円。

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