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次世代SD-WANソリューション提供開始 リバーベッド

【2016年10月19日】

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       ▲ 草薙伸氏
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     ▲ ミリンド・ビセ氏
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   ▲ アンジェロ・コマゼット氏

 リバーベッドテクノロジー(東京都渋谷区)は10月4日、東京都千代田区のKKRホテル東京で記者会見を開催し、企業のクラウド及びデジタルトランスフォーメーション戦略の推進をサポートする革新的なSoftware―definedソリューションの提供を開始すると発表した。業界をリードするSD―WANソリューション「SteelConnect2・0」、クラウド上の可視化ソリューション「SteelCentral SaaS」、企業のエッジ環境ソリューション「Cloud―Ready Branch」、パブリッククラウドにおける相互運用性「NewSteelFusion form factors」について紹介した。

企業のデジタルトランスフォーメーション戦略をサポート

 技術本部長の草薙伸氏は「日本企業では今年、デジタルトランスフォーメーションが進み、クラウドを中心とした新しいネットワークインフラのモデルが必要になる。データセンターに集中していたトラヒックは今後、アプリケーションの分散によって流れが変わる。WAN最適化のネットワークベンダであるリバーベッドはこの潮流にいち早く気付き、今年SD―WANソリューションを持つ独Ocedo社と、可視化ソリューションに貢献する機能を持つAternity社を買収した。当社が持つ、ネットワークからアプリケーションにわたる可視化ソリューション『SteelCentral』のファミリーにAternityのエンドユーザーエクスペリエンスを測定できるソリューションを追加し、包括的な可視化ソリューションを提供する」と話した。
 「SteelConnect2・0」は、LAN、WAN、クラウドなどすべてのネットワークにつながり、統一された画面で接続を管理できるのが特徴で、クラウド中心のワークフローにより容易に設計できる。構成要素の「SteelConnectManager」は、オンプレミスでもクラウドでも置くことができる。また、セキュアな「SD―WAN Gateway」は、ブランチモデル、データセンター用モデル等がある。
 クラウドテクニカルディレクターのアンジェロ・コマゼット氏は、「世界中で小売業を営むグローバルリテール社はSteelConnectを導入した。SteelConnectは、各拠点間に自動的にコネクションを張るので、ネットワーク管理者はトラヒックをマニュアルで設定する必要はなくオンラインにつなぐだけでいい。同社が使用しているアプリケーションをAWSのクラウドに移して東京リージョンを使う際、AWSのネットワークと拠点間のコネクションは約9分で完成する」と話した。
 プロダクトマーケティングシニアディレクターのミリンド・ビセ氏は「SteelConnectはシンプルで直感的に扱えてクラウドセントリックなつくりになっている。従来のベンダーから出ているCLIのインターフェースを扱う必要はない。SD―WAN/HybridWAN、クラウド環境の接続性、支店ネットワーク等の分野で顧客導入事例がある。『SteelConnect1・0』は今年4月に提供開始した。『SteelConnect2・0』ではプラットフォーム統合、データセンター対応、ネイティブルーティングなど約50機能を追加した。11月には統合された筐体を出し、SteelHeadCX70に搭載して実行できる。データセンターの構造は複雑でSD―WANのオーバーレイを提供する時、サービス中断しないように統合する必要がある。そこで『SteelConnectSDI―5030データセンターゲートウェイ』の提供を開始した。ルーターを全部取り替える必要はなく1000サイトまでサポートできる」と語った。
 「SteelCentral」は、従来から提供しているアプリケーション性能を可視化し、監視できるソリューション群で、ネットワークレベルからアプリケーションのコードレベルまで、どこに問題が出ているかを可視化できる。エンドtoエンドのパフォーマンス監視が可能で、今回エンドユーザーエクスペリエンスの性能監視機能を追加した。SteelCentralが持つ可視化機能をSD―WAN向け、SteelConnect向けに提供するモジュールを提供する。SteelCentralをクラウド上のサービスのSaaSとして提供するオプションが可能になった。Aternityの買収が完了したことにより、エンドユーザーデバイス上でないと分からない情報はAternityで可視化できる。「SteelCentralSaaS」の提供を開始し、統合型エージェントのソフトウエアをリリースする。
 草薙氏は「企業のエッジ環境にこそビジネスの現場が存在する」と指摘する。インターネット型、ハイブリッド型、ステートレス型の各ブランチに対し、リバーべッド製品のすべてを利用してソリューションを提供するのが「Cloud―ReadyBranch」だ。書き込みがあった場合は遅れて本社のストレージに書き込みが行われる。データそのものは本社のものだが、それをローカルの速度で動かすことができるストレージソリューションが「SteelFusion」。SteelFusionコアは本社に置くアプライアンスで、拠点には「SteelFusionEdge」を置く。SteelFusionコアで接続されているストレージの中味をSteelFusionEdgeで投影させる技術で、今まではアプライアンス型ハードウエアでの提供のみだったが、今回「SteelFusionEdgeバーチャル版」を提供する。SteelFusionはクラウドストレージとの連携を進め、マイクロソフト、アマゾンに加え、新たにIBMとの協業に取り組む。 

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